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【ファーマーズ・マーケット】EVNews No.4 [オーストラリア☆エコ・ビレッジ通信]

毎週土曜日、朝6時からお昼まで、家から車で10分くらいの所でファーマーズマーケットが開催されています。オーストラリアに引っ越した翌週に会員登録をし(年会費を払うとすべて10%オフ)、ほぼ毎週出かけています。

Willunga Farmer's Market 公式ウェブサイト

エコ・ビレッジからはもちろん、この地域の多くの人がここで食料品を買いそろえます。毎週、訪れる人は数千人。アデレード市内から車で1時間ほど掛けてわざわざやってくる人もいるほど(移動時間とエネルギーは掛かりますが、楽しいのでよし!)。ファーマーズ・マーケットでは、買い物する人はみなトロリーや保冷バッグ、保冷材を自宅から持参します。お店でビニール袋を提供することはありませんし、過剰包装もありません。土付きや葉つきの食材を手に持ち、タウンスクエアのストリートに展開される数十メートルの青空マーケットを行き来します。

食材はすべて地元で特別栽培されており、さらにファーマーズ・マーケットに出店するには厳しい基準があり、審査を通過したお店だけが出店します。スーパーには出ないお店ばかりで、土壌、生き物、人にも環境にも優しく、持続可能な幸せを運ぶ食材が個性豊かに並びます。

食材は、季節の野菜をはじめ、ハーブ、フルーツ、きのこ類、乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト)、肉類(鴨、鳥、牛、豚)、魚介類(鯛、ヒラメ、キス、エビ、貝類)、ドライフルーツ、ナッツ、パン、お惣菜、菜園用の苗、コーヒーショップやフルーツジュースのお店もあります。生産者さんと直接お話ししながら、季節の食材を求めることができます。


フルーツは毎回大量に買い込みます。
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農薬や化学肥料は全く使わず、運搬にかかる時間や燃料もコストもかからない。トロピカルな食材(バナナ、マンゴ等)は収穫できないため、帰りに地元の八百屋さんで、オーストラリア北端のダーウィンから空輸されたものを購入します。


野菜その他、一度に買う量はこれくらい。
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人参は人参の味がして(←いかにも都会人のコメント‥)食べ飽きることはありません。空豆やエンドウ豆は甘くて柔らかく、生で食べられます。セロリは驚くほど甘くて、ちょっとしょっぱい「地球の味」がします。生野菜を食べるたび、知っているはずの味との格差にいちいち唸るしかありません。

お肉類もオーガニック認証を受けたもので、フリーレインジ(放し飼い)の鶏や、牧草で育った牛肉(牧草肥育牛)が購入でき、またお魚はその日漁獲されたもの、古くても前日獲れたものという鮮度です。卵や牛乳、チーズにヨーグルトと、乳製品もすべて【バイオダイナミック農法】※で生産されています。

写真手前は、フランス人のおもしろ定年退職夫婦が提供しているパティスリのパイ。毎週土曜のランチに、笑いをおかずに頂きます。

私たちの都度の予算は、日本円で6000円。だいたいお釣りがきて、お買い物終了です。
→→菜園で育てている野菜と、そろそろ熟り始めたフルーツがたくさん採れる頃には、月一度7000円が目標。いつか鶏の卵も採れるようになればさらに少なくなるかな!


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ちなみに、季節により類が変わりますが、現在(11月初夏)の家庭菜園には、栄養価の高いシルバービートやビートルート、ほうれん草、水菜、各種のレタス、各種のハーブ(ルッコラ、ケール、コリアンダー、セージ、ディル、バジル、レモングラス、ローズマリー)がのびのびと育ち、日常的に利用します。ブロッコリ、パプリカ、レモン、トマト、イチゴ、空豆、エンドウ豆、ズッキーニ、きゅうり、セロリは週に数回食卓に並びます。


家庭菜園で毎日採れる食材の量と種類はこんな具合
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家庭菜園では野菜類やハーブを、共同エリアではナッツやフルーツを収穫し、それ以外の食材を、貨幣を使って地元の農家さんと取引するわけです。なんというシンプルな取引。


※【バイオダイナミック農法】とは、農薬や化学肥料を使わない有機農法のひとつで、土壌、植物、動物や昆虫だけでなく天体の動きにも着目して全体として育てる方法。通称「農業カレンダー」と呼ばれる太陽太陰暦を利用しており、古代から農業、水産業、林業などの分野で利用されています。私も長年日本で使っていましたが、月の満ち欠けと生理周期が同期するので、女性に、特に布ナプキン愛用者にはかなりおすすめです。



【スーパーへ行かなくなる日】EVNews No.5へ続きます[るんるん]
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