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世界を変えるのは、誰!? [健康]

日本の選挙権がないけれど、海外から三宅洋平さんの幸せを祈りつつ、選挙を見守っている一人です。

私は、良い方へと暮らしを変えられることができるのは、個人の意識と行動だと信じていて、そういう意識の人たちが集ったら幸せな環境になると思うから、政治や選挙に期待感はゼロ。でも、日本に住んでいた4年前までは、より良い社会を整備してくれる人を毎回なんとか探して必ず投票しました。今回東京にいたら、選挙が楽しみだったろうと感じます。

そもそも、日本を変えるってどういうことかなと、三宅洋平さんの街頭演説を聴きながら物思いに耽りました...





日本に住む多くの友人は、特に震災後から、家族で脱消費社会しています。有機野菜を作る方法や、地元や既にある物資で家を建てる方法や、布を織る方法を自分たちで学んで、より健やかで幸せな暮らしにチェンジしています。簡単ではないからこそ、勇気をもって強い意志で変化していることを日々の姿から感じます。

私は日本ではなくオーストラリアに住むことになったので、ここで土壌を耕し、コンポストを作り、資源を循環させ、美しい水と空気を大切に愛でる暮らしを実践しています。こちらの友人の多くはエコビレッジなどのコミュニティに住み、各地元の風土に沿う自然農法で野菜をつくり、水耕、太陽光、自家発電をし、そして雨水を大切に使う暮らしをしています。私と旦那さんも、過去4年は主にエコビレッジで過ごし、最近6ヶ月はオフグリッド生活をしていました。

みんながオフグリッドの生活になる必要は全然ないです。ただ、オフグリッドを経験すると、地球に住むことはなんぞやというはじめの一歩まで(意識が)戻ることができます。そして、「私」だけでなく人間が共有している機能や資源や意識に気づくことができる。また、土壌に立ち野菜を育てる行為を通して、全体で健やかで持続可能な衣・食・住の選び方から、生きる意味に至るまで、自然に、自然と、わかってくるのです。こういう暮らしをすることで、自分と相手の間にある壁がまず落ち、動植物や、自然との距離が近づくにつれて、国や国民という概念を超えて、地球人として生きている事実に心から感謝することができる。


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《有機野菜ファーム》


日本にいた頃の私の夢は、国際機関で働いて「世界のシステムを変え、貧困をなくす」ことでしたが、そこに夢はなく、単に顔の描かれた紙が利権とともに動いている現実がありました。それは単に、私の心の中で、無意識で信じていた様々なシステム(こうでなくてはならない、というような思考習慣や信念体系)と愛そのものへの疑惑感から自分がつくりあげた経験(結果)でした。システムは何も変わらない、なぜなら、システムを作っている人たちは、私と同じような人間だから!だからこそ、私も生活を変えることを決意して、衣食住生活に、思考回路や生活習慣等、あらゆるすべてと意識的に向き合って、今ここまで自然の流れに乗ってやってきました。ひとつの(自分の)人生をより良いものに変える創造力やパワーがない人が、どうして世界を変えられるんだろうと思ってましたが、私が住む(観る)世界は大変化しました。

現在は、地元にあるマーケット、グリーンライト・エコ・マーケットを運営し、地球と人間の暮らしに健全で持続可能な情報、サービスやグッズを提供する出店者さんを集め、コミュニティとして発信をしています。友人の運営者が現在海外にて半年間(下記に述べる各国を巡り)、同じ意識を持つ人たちと横のつながりを深めているため、その間に運営をまかされているのですが、国際機関という「ビッグネーム」な機関でいち秘書をしていたときよりも遥かに健やかで、この心の満足感と豊かさといったらありません。


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私たちがそれぞれが導かれた場所で、一所懸命に根を伸ばして、人間力を養い、それぞれの私たち地球人が、それぞれに異なる木の幹となり、美しい花を咲かせるとき、私たちが人間として生まれてきた意味や、生きる上で真に大切なものに、ひとつずつ大切に気づかされます。これらの行為は、私たち自身と次世代に希望の光を与えます。今私たちが全体で経験しているあらゆる痛み、閉塞感や、各種の社会問題解決とは、無関連のように見えてしかし最も関係しているのは、人間と土壌の関係だと感じます。



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木を植え、地球に還す想いを根にたくす。生まれてくる一枚の小さな葉(命)に、新しい想いを乗せる。木を植えることは、次世代に資源を残すことでもあり、自らの命を癒すことでもある。


オーストラリアで頻繁に見かけるのは、健全な方法で発展できるような暮らしとはどのようなものかを、グループで話し合い、実践して、共に成長していく議論の場です。このグループでは、ファシリテーターの元で、全員がリーダーシップをとることができ、非暴力的な横のつながりでこの場をまとめていきます。その中には、場(意識)がつながるような儀式的な静寂空間をまとめることができる人が、必ずいます。オーストラリアでは、段階的な組織構造から脱した場所でのリーダーシップ育成や、非暴力コミュニケーションの育成が盛んです。

そして、これはオーストラリアだけではなく、ニュージーランドで、ポルトガルで、エストニアで、ロシアで、フランスで、スペインで、イタリアで、イギリスで、ウルグアイで、スコットランドで、ボリビアで、アイスランドで、あげればキリがないくらい、各地で水面下または大々的にこの動きが見られます。


この動きは、もう一度愛に戻る動き。愛を感じられる、つながりや絆を感じられる暮らしを目指す動き。不器用でもブサイクでも結構、私たちは愛がなくては生きられない存在です。本当は愛されたい、愛したい。

だったら「私」から愛しはじめましょうよ!!

傷ついてもいい、また最初から愛することからはじめるのです。

ゆがんだ愛の姿から、自然資源やマイノリティを搾取してエゴが暴走し、物欲支配の元で起こった争いの時代は終わり、その経験から学んだ一段階浮上した意識で世界をみるべき時代へと入っています。私たち自身の心の声、より意味のある人生を過ごしたい、一切の痛みから解放され、消費社会の経済奴隷として生きるのでもなく、人間として地球で豊かに生きたい、というような、もう抑えられないひとつひとつの声の延長線上にふつふつと沸き上がってきた変化。未知なる新しいみんなの世界を、地球人みんなで創造しようと、未だかつて歴史上で起こったことのない、嘘のない大実験が地球上で起こっているように私には感じられるのです。


今どこにいるからではなく、今いる場所でできること。愛を取り戻す生活は、私たちの心から始まる。薬に過剰に頼ることや、前世代の過ちをもう一度繰り返すことや、ブランドを持つことで自己愛を満たさなくても、私たちは愛される存在であることを気づかせてくれるのは、私たちの静かな心の内と、緑の中に存在する時。


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《高知県四万十川》


日本は、あふれる水と美しい緑に恵まれた風土で、自然とつながり、四季を愛で、政をし、恵みを分かち合う国です。その要素は今も美しい田舎にあります。そこに住む自然と共存する人たちが、日本人と言われる民族。自然愛、慈しむ心、親切心、助け合いの精神が強い人々。そういった美しい地域は世界中にたくさんあります。

その一方で、世界は、人間としての基本欲求(もっと欲しい、もっと作ろう、もっと便利に)をふくらませ、資源をどんどんと消費して造り、捨てる流れの中で、様々なバランスが均衡を失っている状態。人間の健康状態や精神と物質のバランスが崩れ、さまざまな要素が一極に集まっています...経済発展という大きな船に、エゴがぎゅう詰めに乗船し、バランスを崩して進んでいく、浅い呼吸になりながら。北側のさらに北側意識の人間がずっと前に決めたルートから降りられず、舵をにぎる者にも先が見えずに、過去のストーリーをちょっとだけ変えて繰り返すしかなく進んでいく。

この二極を眺めながら、私たち賢い人間はもうわかっている。特に女性は、毎月月の神秘体験から、現代の暮らしの不調和から発生する痛みや不調を明らかに感じているし、私たち生命が地球生命体と切り離せない存在であることもなんとなく感じれている。多くの人の心の中で、今の暮らしをどうしていきたいか、どう変えたいかを薄々と感じつつも、全体がどうなっていくのかがよく見えない。

過去のストーリしか繰り返せない人に政を任せてしまうと、未来はまたその繰り返し。これからの私たちの新しいストーリーは、「私たち一人ひとりが全体の一部で在ること」を認識している人たちと共に作っていく。そう、すなわち、私たち意識ある生き方を実践していくことで、社会は波及効果で変わっていく。そしてこれからは一段階浮上した意識で観れる人が、ますます必要とされていきます。

政治は、私たちが全体でより善く健やかに成長していこうとする意識を実現しやすくする制度を作る場で、これからの政治家そんなことがわかる賢い人たちでしょう。

ここまでこんだけ話して、結局政治にも政治家にも興味はない。国や宗教という概念があるうちは、国同志の利権争いや宗教戦争はなくならないし、そもそも「地球世界の二極」は人間に与えられた最も難しい学習教材なのでしょう。みんな平等に与えられたこの奇跡的な生命と、緑と水の惑星地球を大切にできないんだったら、地球が生まれた時のように、一瞬で爆発してなくなってしまうかもね。(なんちゃって〜)だけどそれをしないで見守ってくれる生命の根源存在は、本当に偉大です。



さあさあ、今日も土壌に触って、苗植えと収穫!

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