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シンクロする旅【オーストラリア大陸9000キロの旅】9 [旅・キャンプ]

前記事で、『地上の楽園』にてアルフレードに出会ってから...

ラテン系と近しくなった後は、数珠つなぎでシアター系の住む村(シアターやサーカスをする芸技団)、セラピストやヒーラーが多く住む村、OSHO派が多く住む村(インドのスピリチュアルリーダー、Bhagwan Shree Rajneeshの別名。東海岸にはフォロワーが多い)と繋がっていきました。本当に個性が集まった村々です。

村人は基本、哲学を掲げるタイプではなく、哲学を実践する種族...なので、小難しいことを話す必要などなく、同じ哲学を共有する私たちはあっという間に村人全体と打ち解けました。ある日はみんなでビーチへ行ってBBQをしたり、ある日はコミュニティカフェで共働したり。

スチュアートは、今回の旅の目的でもあったヒーリング技術の交換をしたり、サーカス団の大人や子どもたちと様々なアイデアで身体全体の瞬発力やバランス力を鍛えたり、(ラテン系が多いためか)サッカーをしたりギターを弾きはじめました。


私はというと、少し前のブログで紹介したビジュライゼーション(夢の現実化)通りに、音楽の才能を次々と披露する場が現れました。例えば、村に到着した翌々日には、一世代上のジャーラから、フラメンコの一種のセビジャーナス(またはセビヤーナス)を練習するから来ないかと誘われました。
セビジャーナスをご存知な方はいるでしょうか?私はスペインのセビージャに行った時に一目惚れしました。日本にもたくさんフラメンコスタジオがあって、セビジャーナスを習えるところも多いと思うのですが、私はジプシーからセビジャーナスを習いたいと強く願っていました(食べるナスではないです!)
すると、この村のコミュニティホールで、この度スペインのストリートで踊ってきた本物のジプシー(もちろん村人)が教えはじめるとのこと。日本でもオーストラリアでも本物のジプシーに会えるなんて考えたこともなかったので大興奮。一回目の参加から、遺伝子が「知ってる知ってる、覚えてる!」といわんばかりに、一時間ほどですべての振り付けをマスターしました。


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《出会った日から心友 元祖ジプシーのジャーラ》


この村の子どもたちは、毎日、日の出から日の入りまで元気に遊んでいます。巨大なプレイグラウンドをくまなく走りまわり、側転・バク転・バク宙や逆立ち歩きをほいほいやってのけます。自然に存在するものを通して、算数、化学や物理の実験を、難しいテキストを読むことなしに、自発的な方法でワクワク驚きの発見をしていきます。大人は村内で仕事をしている人が多いので、すぐ近くにいて見守っています。夕飯どきは、誰かの家の子が食卓にいたり、うちの子がお隣さんの家にいたり。大阪の阿倍野で、長屋に住むお友達の暮しを思い出しました


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食べ物は、近くの町へ買いに出ればほぼ揃いますが、村内のものだけで賄うことも可能。ひとつ前の記事に書いたように、このコミュニティは、豊かな森林、海と湖、草原の合間に、10ほどの村が点々と散っています。各家のまわりにパーマカルチャー畑を持つ人もいますが、ほとんどの大地が野生(国立森林保護区)なので、住人がほとんど何もしない(できないし、しようとも思ってない)場所に野菜がたくさんなっている。村と村をつなぐ草原道にジャックフルーツがぶらさがり、かぼちゃゴロゴロ、バナナがたわわに下がり、真っ赤なトマトなどは採っても採ってもなくならない。次から次へと種子が自ら場所と時期を選んで、発芽し育っている野生種です。誰も肥料なんてやってないのに。


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以前に住んでいた、パーマカルチャーのコンセプトを基礎としたエコビレッジも、自然界の流れに沿う暮しではありました。例えば、月の満ち欠けに沿って牛の角を粉砕して土壌に入れたり、ある時期がくるとさらに肥沃な土壌を果樹に加えたり、上手にプルーニング(剪定)を行ったりと、人間が手を加えて育った有機ものがほぼすべてでした。同じ「コミュニティ」ではあるのですが、「開発された」エコビレッジと言うとわかりやすいでしょうか。アソビのスペースが少なく、放置している場所に野菜や果物がたわわになるということはありません。アソビスペースは、文字通りに遊ぶための器具やラビリンスなどが敷かれていたり、最近は大草原に新しい住宅開発が進められ、草原すらなくなってしまいました。

こんなに健やかで豊かでロー(自然そのまま)な場所にいれば、不調を持続させるほうが難しい。(もし東京のような大都会から直接ここへ来たら、一旦身体を崩すことでしょう。)大自然のエネルギーに抱かれ、私は朝から晩までエネルギー十分でいられるうえに、夜も深い眠りを得られたことは、体調にとって大きな変化でした。

ここに永遠に居たい...(しかもこのテーマでいつまでも記事が書ける...)だけれど、これから先に待つ何かに惹かれて、一旦離れることにしました。ここまで心の故郷と感じられる土地と出会えたことと、だからこそ離れなくてはならない心が裂かれるような感覚の、ふたつの新しい感覚を心に感じながら。


そしてやってきましたのは、ひょんなご縁で出会ったサーファー&ヒーラーがつなげてくれた
シンクロニシティ・ファーム

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私が訪れようと決めた理由は、ファームに住んでいるのにフルタイム銀行家だというオーナーさんに会うためでなく、3人の超キュートなダブル文化&国籍の子どもたちの笑顔に触れるためだけでもなく、こんな素敵な家族に囲まれてファームと家族を支えている日本人お母さんのトモコさんに会うためでした。昔はバスケットボールばかりしていたというお話をきいて納得、華奢なスタイルに、アクティブなエネルギーいっぱいの素敵な女性でした。今回の旅は《ヒーリング》なので、※WWOOF(ウーフ)をする予定のなかった私がシンクロニシティでウーフをしようと決めた理由は、トモコさんと、パーマカルチャーやファーム、オーストラリアでの暮らしについて話したり、もちろん久しぶりに日本語で話してみたかったから。


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《ほんとに愛らしい娘さんたち》


引き継ぎの説明を聞いていると、どうやらトモコさんは、ファームの畑と動物たちのお世話全般と、やってくる異文化なオモシロ動物たち(ウーファーのこと:笑)のお世話、それに家事育児をすべて担っているようで、過去10年間お休みすることなく働き続けてられたように感じました。が、ちょうど海外にいるお友達に会いに行くということで、一緒に過ごせたのは2日弱。一緒に過ごして好感のあった彼女ともう過ごせないのは本当に残念でしたが、私たちが急に滞在することになったのも、きっと天の思し召し、、、神様が、ママのように日本語を話す女の人を派遣しようと判決し、フルタイム銀行家のダディが家で働くとはいえ、スタミナもあり子ども好きな男性を招集しようと判決したら、私たちに白羽の矢が飛んだのか、わかりません。

トモコさんが出発した後は、特に下の二人娘さんが寂しくないようにたくさん遊んで、ファームの動物さんたちのお世話を一緒にしたり、大人と子どもたちの洗濯や食事をつくったりと、私はまた一瞬で(シドニーに居たときと一緒)下宿のおばちゃん化しました。思えば、チャイルドマインディングや応急処置対応の資格もあるし、子どもたちの先生をしていたことも長く、説明不要でお料理やクッキングは好きだし、掃除と畑仕事は中でも得意中のお得意‥‥私をつくった神様は、当然のごとく私のポジションを知ってる‥毎日くたくたでハナミちゃんの巣にもどり、翌朝の日の出までぐっすりとやすみました。


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《日本の「自然農法」を思わせるファーム。整然としたファームより、こんなファームが私も好きです》


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《たくさん飲んでおおきくなあれ!》


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《毎日採れる新鮮たまご...私は乳製品が食べられなかったのでいただけませんでした》


私たちと一日遅れで到着したウーファーは、看護士でレンガ作りをするジャロッド。彼は重労働を担ってくれたので、たくさんの仕事が捗りました。ウーファーには一日の労働(交換)時間の制限がありますが、そんな規則はいつの間にかどこゆく風。

ある晩、仕事を終え、夕飯を済ませてジョシュアとジャロッドと私たちの4人で話していた際、ひょんなことから、12月末にクイーズランド州で開催される夢のミュージックフェス【ウッドフォード・フォーク・フェスティバル】の話になりました。ジャロッドはすでにフルウィークのチケットを購入し、ジョシュアも行けるなら行くべきすばらしいフェスと大絶賛しています。

実際、フェスは一週間続き、フルウィークのパスを購入した参加者は、フェス会場の真横にある広大なキャンプ上で、お隣のキャンパーたちと家族のように、住むように楽しむオーストラリアでも最大規模の野外フェス。世界各国から集まる音楽だけでなく、アボリジニ伝統楽器のディジュリドゥを作るワークショップ、各種のヨガ、ダンスワークショップや、チベットのお坊さんが曼荼羅を作り、新年初日の出のご祈祷があるなどと、盛りだくさんのイベントです。

私たちが、この数週間後にゴールドコーストで落ち合う親友夫婦もウッドフォードに行く予定で、誘われてはいました。野外フェス好きのスチュアートは私を納得させようとしてきましたが、私の返事はいつも一緒。行っても行かなくても良く、ほんとどっちでもいい。まぁ行ったところで、私は毎朝、日の出と共に起床し、ヨガと瞑想をし、日中に休む時間を作って、自分のペースで過ごす毎日は変わらない。多分お金の無駄と感じるのではとスチュアートに説明はしました。

旅人にとってのチケット代は比較的大きな出費でしたが、スチュアートはこの会話の波に乗って、えいやっとフルウィークのチケット二枚を買ってしまいました。


このときには、まさか、このチケット購入が、ペルーへの流れにつながるとは。。。


滞在中は、ジョシュアがご自慢のピザを披露したり、男性陣にマッサージをしたり、敷地裏手にある美しい渓谷へ連れて行ってくれたり、ケーキまで焼いたりと、人を喜ばせることが好きな方なんだなと感じました。


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《みんなでピザ。子どもたちとピザの歌を一緒に謳ったり♪》


ま、そんなこんなで、シンクロニシティ・ファームでリアルにシンクロ(計画された偶然ではない一致)な一週間滞在を終え、残念ながらトモコさんの帰国前に、私たちは次の目的地であるゴールドコーストへと向かいました。


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《シンクロニシティのゲートに立っている看板》


※WWOOF(ウーフ)
有機農ファームであるホスト側が寝床と食事を提供するのとエクスチェンジで、一日4〜6時間の労働力を提供する制度。知識や経験、異なる人生経験をシェアする制度。ウーフ制度を利用して労働力を提供する人をウーファーと呼びます。
ウーフ・ジャパンのウェブサイト←こちら

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