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【写真でみる】オーストラリアのエコビレッジ生活事情 と 日本の環境持続型コミュニティ [オーストラリア☆エコ・ビレッジ通信]

お久しぶりの、【オーストラリア☆エコビレッジ通信】記事でございますっ。

今日は総括してオーディンガ・アーツ・エコビレッジについて、写真つきでご案内させていただきます[晴れ]

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オーストラリア最大のエコビレッジは、オーストラリア第5の都市、アデレード市から南へ1時間ほど車で走った場所に位置します。総面積35ヘクタールの土地は、約半分ずつの面積で、住宅エリアファームエリアからなります。

住宅エリアには商業エリアと、住居エリアからなります。商業エリアはお店(カヤックのお店)が一軒できたところで、これから発展して行く商業道路に面した場所。ヒーリングサロンやカフェ、木工工房などが建設される予定です。

住居エリアには、さらに三つの異なる住居エリア(四つ目は開発中)があり、すべてあわせて150軒ほどの家が建っています(2015年現在)。また、すべての住宅は、北側の屋根に(太陽の軌道に沿い)ソーラーパネルが装着され、ウォータータンク(雨水貯水タンク)と家庭菜園をつくることが基準です。

こちらは、手作りの集合ポスト。ビレッジ内にあと2つ集合ポストが設置されています。
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三つの異なる住居エリアは、
1.エネルギー効率を重視して建てられたコテージタイプ、

2. 隣同志がつながっている(日本の旧い長屋に似たつくり)一階建てと二階建てが共存するタウンハウスタイプ、

3. 住民が自由にデザインして(自ら)建てるエリアに分けられています。

3.のエリアには、ストローヴェイル(土壁)、マッドブリック(泥レンガ)、シンプルハウス(=タイニーハウス)、 ※版築(はんちく)※1の家が建ち、2015年3月現在、南オーストラリア初のヘンプクリート※2に建築許可がおり、建設準備が始まっています。

4.(未完成)昨年末には、コテージタイプとタウンハウスタイプが混同した家屋(約20軒の集合住宅)の基礎作りがはじまりました。

では、ここで村人の家の中をちょっと拝見・・・

☆4人家族のお家
角のない丸みを帯びたストローベイルの家
外には、アクアポニック(水耕栽培)と自家菜園が広がります。
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ビレッジの多くの子どもはスタイナースクールへ通っているので、ジェンダーや国籍、ブランドやテレビのネタ、マスコットなどとは一切無縁です(多くの場合、テレビを観ない家族の子達なので、流行などは学校の上空を通り抜けるだけ)。社会、国家、企業、伝統などから発生する、既成概念からの反射的な「条件づけ」(コンディショニング)を敢えて取り入れない教育方法で、校内には、クラスの横(年齢)割り、ジェンダー(性差)、企業など(ましてや電力会社、銀行など!)は一切出てきません。例えば日本でいう「ディ○ニー」の「ピンク」の「お姫様」が「女の子だから」無意識に与えられるようなことは一切ありません。学校と両親が責任転嫁することなく、子ども達は既存の世界に存在するもの以上のものを創造し、遊びを通してすばらしい時間を健やかに送っています。

☆フランス人夫婦のお家
2階がロフトタイプの、ユニークなストローヴェイル。
外には華やかなフレンチガーデンが広がります。
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☆あるお家のサンルーム
北側にあるサンルームには手動で開閉可能な透明カーテンがかけられ、冬は締めっぱなしで室温を上げ、夏は開け放って風を通します。
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住居エリアを縫って、いたるところに緑の芝生やフルーツ果樹園があります。
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果樹園の間に平飼い鶏が飼われ、アーティスと達が作ったモニュメント、野外で使える(古代の)音楽楽器、たき火エリア(許可制)があり、ラビリンス(地面に描かれた迷宮)の向こうには地平線と水平線を望む草原が広がります。


仲良し鶏姉妹のお家。夕暮れになると(ニワトリは暗がりで目が見えないため)、ちゃんとおうちに戻ってきます。キツネやタカが徘徊していることが多いので、夜に檻に自主的に戻ってくるのを待ち、扉を閉めてあげます。
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ビレッジのハート部分と言える場所には、住民が自由に使えるシェアリングシェッド(ミーティングや作業場に使えるハコ)、アウトドアのピザ釜、野外フィルム上映場、芸術家が創作する大きな工房(木を使ったウッドワーク、陶器を使うクレイワーク、銀を使うシルバーワーク、モザイクワーク)、ラウンドハウス(旧馬小屋がアートホールに変身)、森の図書館などがあります。

シェアリングシェッド(コミュニティホール的役割をもつ場所)
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みんなで作ったピザ釜
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住民は、赤ちゃんからお年寄りまで250人ほど。もう国籍や人種などは関係のないひとつのコミュニティ。アーティストやミュージシャンを中心に、あらゆる職種・業界の方が住まいます。
子ども達が、自由に外遊びができるよう、エコビレッジ内での車の制限速度は自足25キロですが、住民は時速10キロほどで運転しています。交通サインも手作りです。


ファームエリアは、数百本のフルーツの果樹園が植えられ、その間に平飼いニワトリが20羽ほど放し飼いされています。人口の貯水池の周りには小さな森があり、稀少種鳥のサンクチュアリとなっています。森の間にはミツバチの巣箱が所々に置かれ、エコビレッジの住人は主にこのハチさんから恩恵を受けています。

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ビレッジ内で収集された枯れ木や枝、野菜や葉っぱなどは、ファーム内の巨大コンポスト場へ届けられ、またビレッジ内の土地に戻っていきます。
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ビレッジ内で使われた下水はこの下水処理場へ戻り、浄化され、再利用されます。
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ファームでは、2020年までにエコビレッジ全体と周辺地域に有機野菜が提供できるよう、大プロジェクトが順調に進んでおり、去年から今年にかけて野菜を厳しい気候から護るグリーンハウスができ、さらに多くの苗と木々が植えられ、コミュニティ倉庫(道具や収穫物用)が完成しました。もちろん、エコビレッジ産野菜を扱う、ファーマーズマーケットの開催も視野に入っています。

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ファームはもちろん、個人の自宅でもパーマカルチャー(日本の「自然農法」がオーストラリアで再発展したもの)、バイオダイナミック農法(シュタイナー農法)に習って野菜を育てています。なにを、どのように、いつ、なにと植えるのか、皆で月齢カレンダー(農業歴)を囲んで、学びながら、日々の畑仕事を楽しんでいます。

夏場に収穫できるものはこんな感じ(パイナップルとマンゴは、他州から入ります)。
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コミュニティでの毎月のイベントとして、ピザ・ナイト、シェアードミール(各自持ち寄りで
みんな一緒に食べるディナー)、編み物サークル、モザイククラス、ヨガ、ダンス、ピラティス、サーカス(ジャグリングやアクロバティックの練習)などがあります。

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年間イベントとして、サステイナブル・ハウスデイ(ビレッジの暮らしを一般公開する大イベント)、遠泳、フリンジ(南オーストラリア州最大の芸術美術大イベント)、ガレージセール、ショートフィルム・フェスティバルが開催されます。

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その他、歌手やパーカッショニストなどによるライブパフォーマンス、ゲームナイト、などなど、アイデアを出して自ら企画すれば、どのようなイベントも可能です。ちょうど今日、日曜の午後、村人による村人のための出し物イベントがあり、それぞれがお得意の歌やギター、チェロやフルート、詩やパフォーマンスを披露しました。
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ここで、これは素晴らしいなといつも関心している村内の2つのシステムを紹介させてください。
ひとつは、「ヘルプ・ツリー(手援けの木)」というグループ。
現在は40名程の名前がリストアップされています。リストには、「買い物を行う」「そうじ手伝い」「子どもの面倒を観る」から、「ソーラーパネルを検査する」、「庭の剪定をする」、「聴く耳(カウンセリング)」など、他にもさまざまなカテゴリーがあり、その下に提供者の名前と電話番号が記載されています。提供できる人が、できることだけを、したいだけ、有志で行うのがヘルプ・ツリー。

もうひとつが、「ミール・ロースター(食事お届け)」
例えば、突然入院し手術を受けることになった、子どもを出産することになった、こういう緊急事態に、ミール・ロースターを利用することができます(もちろん本人が依頼をした場合のみ)。例えば、妊婦さんであれば、出産後1ヶ月は、毎晩、その家族全員分のご飯が自宅へ届けられます。いわばお料理が得意な「ビレッジ・シェフ・チーム」が、毎晩替わりがわりに(各国の)ご飯を作り、家まで届けるというもの。アレルギーや何らかの食事制限も、すべて聞き届けられます。

ビレッジに住む者同志、なにかあったときは助け合いの精神で動きます。最近、3人目の男の子を出産したばかりのシングルマザーが村の外へ引っ越すことになりましたが、彼女は出産後に「ミール・ロースター」を、引越しのため「ヘルプ・ツリー」を、続けて利用しました。頼ることが得意ではなかった彼女は、このビレッジで頼ることを学び、またビレッジ全体も負荷を細かく分散し、すべての人が恩恵を受けるように動きました。


このエコビレッジが、考え方と価値観の異なるさまざまな背景の人々と発展していけるのは、各種の委員会が存在するからです。コミュニティ構築委員会、ファーム委員会、アート(芸術美術)委員会、その他にも、水面下でたくさんのグループ、ネイバーフッドグループ(ご近所さん)が存在しています。全体で持続可能に発展して行くためには、意思と想いに加えてある程度の組織をつくり、ものごとを円滑に効率的に進めて行く必要があります。


10年程前、エコビレッジができる前は、この地域は馬小屋だけしかなかったそうです。エコビレッジができたことで環境意識の高い人たちが世界中から集まり、エコビレッジの外にはオーガニックカフェ、お魚屋さん兼フィッシュ&チップス店(←ラッセル・クロウお気に入り)、天然酵母パン屋さん(日本とは異なる酵母使用)、ビーガンカフェ、レトロブティック、レゲエカフェができました。さらに、アデレードや都市に住む「可能性を探るオーナー」さんが相次いでこの町でビジネスを拡げています。もちろん、環境持続型ではないお店はすぐにサヨウナラ...。「意識の高い」町が、ビレッジを中心に拡大しています。これに伴い、数年以内には電車の路線も通るようになるそうです。

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さらにさらに、この地域は世界に名を馳せるマクラーレン・ベールのワイナリーがありますが、数百あるワイナリーの65%以上は、オーガニックで作っているそうです。「うちはオーガニック、自然農法だよ」、がもうウリにならない、オーガニックが当たり前の地域となりました。ま、隣のぶどう園が自然農法をしていれば、自然とお隣も、そのお隣も、となりますよね。健やかな連鎖です。

ていうか、今、エコビレッジに住んでなくない??

えへ、住んでいません。
だから、エコビレッジがどういう存在なのかを俯瞰してみれるようになり、外世界とのネットワークがひろがりました。そして今も、週に数回は必ずビレッジに行くことが自然な流れとなっており、エコビレッジで進行中のことや新しく越してきた人とも仲良くしている具合です。なぜここまでつながりが深いかは、次のブログでお知らせします。 引っ越しです。←え、また引っ越し!?
これ以上ブログが長くなれないので、この話しはまた次回[手(パー)]


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さてさて、世界にはエコビレッジがすでにたくさん存在しています。新しくできた所も多くありますが、もともと森や里に住んでいた人々が、「国や政府」が「統治」するようになってお金・物質がもたらす「豊かさ」に流れた経験から ー ここに厳しく愛に満ちた各々の経験と学びがあり ー 自然界が自然にもたらす「豊かさと美」や「大切さ」に気づき、本来ヒトがいるべき場所へ自然と還りはじめている、という方が近いかもしれません。ヨーロッパの田舎、ロシア、中南米ではその動きがずっと水面下で起こっています。
または知人(パーマカルチャリスト)が訪問した、キューバ(ハバナから西にある)エコビレッジと、ニュージーランド北島にある → オアテマテア・エコビレッジがとても素晴らしかったと話していました。


日本にもいろいろあるようですね。日本の友人から紹介されたものも含め、ここにいくつか紹介させていただきます。

[かわいい]リンク→熊本県のサイハテ
最近、友人から紹介されました。とても面白そうです。私の住んだエコビレッジとは異なるスタイルのサステイナブル・コミュニティです。

[かわいい]リンク→北海道のエコビレッジ推進プロジェクト
現在、インターン生募集中です。気になる方は、ぜひ。

[かわいい]リンク→タイニーハウス ムーブメント
今の暮らし、なんかいろいろとものが多い?無駄ではないが...なんか違和感があるな、と感じるなら、こういう暮らしもありますよ。リンク先には動画が2つ掲載されていますので、どうぞ楽しみながらご覧ください。
【ロードムービー「シンプライフ・小さな家と大きな暮らし」の製作・公開を応援してください!】

[かわいい]リンク→静岡県の木の花ファミリー
100人近い住人で成るコミュニティの木の花ファミリー​。宿泊、レストラン、農業体験や生活ヘルパーなど、たくさんのサービスを提供されています。また、精神的に不調を持ってらっしゃる方の「高次の視点(宇宙視点)」でのカウンセリングもされているようです。場所も都心から近く、宿泊施設やレストランもあるようです。詳しくは、リンク先からブログなどをご覧ください。

精神的な不調を↑こちらで対応していただけるなら、「現代の食の在り方」を学べる場所は、裸足で立ち汗水流す大地、のあとに玄米・発酵食品・・・ではありますが、それがどういうことなのかをわかりやすく教えて頂けるのが、
[かわいい]大分県は赤峰勝人さんのなずなの会
以前、講演に伺った際はアレルギー疾患のお子さまがなずなの畑をお手伝いすることにより、アレルギーというものは何かを学び、克服されたお話を伺いました。


他にも、大小のさまざまなコミュニティが存在していることは確かです!
エコビレッジ、サステイナブルコミュニティ、インテンショナル・コミュニティの情報をお待ちしております♡


※1 版築、土壁や建築の基礎部分を堅固に構築する ために古代から用いられてきた工法

※2 ヘンプクリートは、農薬を使わず環境にダメージを与えることなく、育てやすい強靭な植物。洋服・素材、美容・健康食品、建築素材、オイルなどと幅広く使われています。参考までNAVERまとめのリンクは→こちら

【ヒーラーズ・マーケットで超多様性】EVNews No.6 [オーストラリア☆エコ・ビレッジ通信]

突然ですが、私の旦那さん スチュアートはボディセラピストをしています。
日本で整体、タイでタイマッサージ、中国でカッピング、各国で多様な・・・(以下省略!)その後、オーストラリアでリメディアル・マッサージの学校を修了しました。内なる自己発見の旅としては、世界中をバックパックで旅した後、グアテマラの奥地で瞑想修行を何度も行いました。
アデレードのとあるデパートの紳士服売り場でトップセールスマンになった後、日本の語学学校GABAにて超厳しい研修を受けて目黒区で人気の先生になりまして。今年アデレードに戻って天職のマッサージを続けつつ、地球人としてがんばって生きている旦那さんです。

↓どっちかというと宇宙が恋しい?
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「え、なに?」


そんな旦那さんからたまに、お得意の "Myofascial Release" - 筋肉内部の深い部分(筋膜)を開放させる施術(日本語では、マイオファーシャル・リリースが適当でしょうか)- を受けています。深い部分の疲れがとれるので、常に疲労もちだった私@東京のような人には「めっちゃ寝た~!」という効果があり、心身のストレスが貯まりにくい状態の人には、さらに深いレベルの癒しがもたらされ、またシータ波にいることでビジョンが得られたりもします。


ちなみに東京では、スチュは日本語に自信がなくて誰にも施術しませんでした。ですが、彼のヒーリングエネルギーが内在する【マッサージ台】は、東京青山でヒーラーをされている睦世さんに託していますので、東京近郊にて深いヒーリングに触れたい方はぜひお尋ねください♪


それで、今日はどうして突然 "Myofascial Release" の話をしたかと言いますと。。
週末、《ヒーラーズ・マーケット》に出かけました。オーストラリアでは《ファーマーズ・マーケット》は毎週どこかで開かれますが、同じく《スピリチュアル・マーケット》や《サイキック・フェア》もあちらこちらで開催されています。

スチュも私も、そろそろ(身体が)トリートメントを欲しがっていると感じていて、「何からかな~?」などと話していたらマーケットで出会いました。初老の落ち着いた女性。話をしているうちに、彼女から"Horstmann Technique" というセラピーを受けることになりました。

これもMyofascialの技術に似て、深い深い部分に入っていきます。さらにエネルギーやオーラの領域に入っていくといえるかな。ツボを抑えてかすかな肉体の調整を行うことで、今この瞬間に於いて幸せを阻んでいるであろう要因を、エネルギーレベルでリリースしていきます。意識面では日常の瞑想からもアプローチできますが、このセラピーは「痛みとしてのサイン」が出ている身体の箇所から働きかけていくようです。

まずは、移住後の環境変化で心身が時折イタイ状態になる私が受けることに。施術後、彼女の守護スピリットである少林寺のお坊さんと、彼女のペンダントに彫られた龍が出てきたのだと話してくれました。もちろん、私のことは話してません。大事なのは、本物の癒しがもたらす今ここに在る幸せ。(その後、久しぶりに散歩して二人で食べたクロワッサンが美味しかったよ♡)
数日前にギッコリ腰のようなギッコリ股関節をしていた私ですが、まずは骨盤の動きがかなりスムーズになり、エネルギーがスコーンと通るすっきり感がありました。翌朝は、とにかく胃の不快感が解消。内なる声が私の替わりに発言してくれるレベルになったので、とりあえず庭仕事してお肉を頂きつつ、タオの居場所(天と地の中庸)にとどまるようにしている本日です。


(ここで止めようかと思ったけど、続けることにします。長いブログに慣れて頂けましたかしら?)

☆.+゚'・:*+☆.+゚'・:*+☆.+゚'・:*+☆.+゚'・:*+☆


複数の人からの話で、アデレードは※レイライン上に位置する街、そして地下にはクリスタルが眠っていることを聞きました。また何かの縁でこの地にやってくる人の多くは、「重い感情面の整理」をするために呼び寄せられているとも。結果的にもうここに住んでいるので情報はさらりと聞くとして、とにかくここは善くも悪くも霊的な存在と近い土地と言えましょう。

実際、霊能者やヒーラーも多く、魂と一緒に仕事をしている人がたくさんいます。アーユルヴェーダ、チャネリング、チャクラの浄化、前世療法などは、受けようと思えばすぐに受けられ、そこまで高価でもありません。《ヒーラーズ・マーケット》にも、気軽に立ち寄ったっぽいおばちゃんが、霊能者からいろいろアドバイスを得ていました。子ども達は、カードやゲームで遊びまわっていて、外にあるカフェでは生演奏でダンス。退役軍人のジイちゃんもワンちゃんと一緒にいます。単なる世代のつながりや理解だけじゃなく、それぞれの魂が常識や文化にとらわれずに心地よく共存できる『魂の超多様性』みたいなものを感じます。簡単に言うとfree spirit。みんな自由な魂。

ちなみに、私がこちらで最もお世話になっているお隣さんは、40年前オーストラリアに移住した気品ある英国婦人で、お孫さんもたくさんいるのにとにかく若くて健康。太極拳やヨガで身体を整えつつ、長年瞑想を続けています。彼女は、一昨年までの38年間をオーストラリアの他州で過ごしたそうですが、南オーストラリアほどエネルギーや魂を意識している人が集まっている場所はなかったと話してくれました。

たまたま出会ったストリートミュージシャンとの会話が高尚な魂トークだったりして、それぞれの尊い人生背景を垣間みつつ、同じ道をゆく者としての深い共感を得ます。だからなるほど、みんなが「そこ」に向かって答えを求めているから、自然とヒーリングの技術も多岐にわたるのですね。

住む土地が変われば、文化、気候、環境、言葉、水、空気、ライフスタイル、エネルギーもすべて変わる。新天地へ来ることになったなら、その新しいエネルギーと意識的に調和して生きていくことが必要ですね。私の場合、ガーデニングをしていると、ある時は癒しのエネルギーが体中を突き抜け、ある時は、家族との今生の魂のつながりを感じ、感謝の涙が止まらない時があります。また、ある時は近所の喧噪から瞑想状態に入ることもあります。移住して三ヶ月、まだ船に揺られているような精神状態とはいえ、日本とは異なるエネルギーに包まれていることを実感します。土地から癒されるうちは癒しを受け、今はもう天に委ねつつ、さらにグラウンディングを心がける毎日が続きます。


※レイライン
太古の寺院や遺跡群をつなげた際に見られる直線ラインのこと。その存在には懐疑的な声もあるようですが、地球のエネルギー(地下水脈や磁場)をつなげていることなども研究でわかっているようです。仮説だとしても、レイラインがクロスする場所には魔力が潜むと言われ、このエコ・ビレッジのレイライン・クロス上にある数軒にも逸話があります。それは、また、次回のお話ということで・・・

【スーパーへ行かなくなる日】EVNews No.5 [オーストラリア☆エコ・ビレッジ通信]

こちらは、【ファーマーズ・マーケット】EVNews No.4の続きです。


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さてさてオーストラリアでは、スーパーマーケットの大御所はコールズとウールワースで、売られている製品は、日本以上に多くが中国産。地元産や環境に優しい製品の規模はとても小さく、パッケージされたりプロセスされた製品が大量に売られています(当然!)。

東京でオーガニックライフ(←過去記事へ)をしていた時は、善し悪しなく多種多様のニュースが飛び交っていたため、例えば地産地消を考えたり、国際マンモス企業の在り方を考えることがたびたびありました。農業クンを通して、そもそも《ほんものの有機》って何だとか、仕事を通して世代を超えた地球環境にとっての持続可能な生き方とは何だろうとか、思えば常に考える機会があり、都会の暮らしを通じて地球人として「教育」されていました。

この地域はと言えば、有名なワイナリー含めて農家さんが非常に多く、ファーマーズ・マーケットを通して「持続可能な地球と調和ある暮らし」を考える機会は多くあります。エコ・ビレッジが、人間と自然環境どちらにとっても持続可能な社会を考えるグローバル目線の "Think globally, act locally" な人たちの集まりとするならば、エコ・ビレッジ外側の郊外は、世界の外へ出ない閉鎖的な人がどちらかといえば多く、"Act locally, think locally" な人も多いという印象。

ご存知のように、効率よく大規模生産され、海を超え長距離を移動してきた食べ物は、地元の土壌と気候で獲れた新鮮な食物とはいえません。輸送時間と効率性を考えた上で、地球と人体の基盤に長期間蓄積される人工的なものがたくさん添加されていたり、収穫時期は植物から栄養素が産生されるかなり前。例えば輸送しやすい堅さや形に「種から工夫」されていたり、保冷、輸送にかかるエネルギーは莫大、また、パッケージが即廃棄物となっていくシーンは私たちも家庭で日々目撃するところです。

消費者に届くまでに多くの時間・人・モノが関わるということはただその事実があるだけで、必ずしも悪いことだとは思いません。たくさん関わり規模が大きくなれば、その性質上煩雑になるけれども、楽しいことも増すようにも感じます。レジのお兄ちゃんとの会話が楽しくてスーパーにいくと「幸福度」がアップするかもしれないし、このお兄ちゃんは初めてのバイトで貴重な新社会の勉強中かもしれないし、時々異国から来たスーパーに並ぶジャンキーなコーヒーを飲んで幸福感がアップすることもあります。

結局は、何がどうなっているかの情報はそこにあって、その上で、今の自分に最も合うものを選ぶことだなと思います。価格重視で、同じ安いなら身体にも家計にも良いからとファーマーズ・マーケットに出向く人がいたり、近所にあるから家族で利用することで子どもたちが自然食で育ったり、自転車で移動して菜園から酸素を作り出すことで、CO2削減量を達成して喜びを得る人がいたり・・・。大きなファーマーズ・マーケットを運営維持することは大変ですが、規模と比例して広く大きな学びを与えることができるこの存在はとても象徴的だと感じました。

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今はパーマカルチャーに則って創られた土地に住んでいるので、家庭菜園で野菜を育てて収穫するのは(しかるべきエネルギーを注げば)とても簡単です。採れる野菜で菜園でまかなえるようになれば、栄養面、輸送コスト、買い物にかかる費用、時間やエネルギー、様々な面で見ても何がベストか一目瞭然です(それをしに来たのですけどね)。庭の濃い緑から酸素を食べるのも格別です。

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裏庭。二つ目の野菜畑。心の会話ができるイギリス人女性とシェアしている庭

都市には都市ならではのライフスタイルがあり、大きなエネルギー(通勤時間、距離、疲労)を掛けずにこのような自然と共存する暮らしをすることは難しいでしょう。東京では、例えば、レジ袋を常に持参したり、有機食品を求めたり、生産者さんとつながったりと、できることの種類がはるかに違います。

日本各地でいろいろなマーケットがあると思いますが、私が知っている東京での青山ファーマーズマーケット(←ウェブサイトへ)も、京都で開催される多様なマルシェ(←ウェブサイトへ)も、意識ある人がこれからも積極的に参加し維持し、ファッションとしてだけではなく、今と次世代につながる健全な社会の発展のつながりの場であり続けることを祈ります。

都会で過ごそうが、パーマカルチャー発祥の地で過ごそうが、学びは今いる場所に在る、ということですね。


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もしも今、心が感じる理想の自分や生きたい姿と「現実」にギャップがあるならば、今自分を見直すときです。「その時」はいつもあなたに到着しています。「その時」を今にするのか、後にするかは自分次第。頭で考えてまだだと感じたり、特に意識が向かなかったり、今居る環境に納得しているのであれば、「見直し」は必要ないでしょう。ただ、心の声がささやいていたとしたら、動くサインです。

自分が今居る場所がとても「自然」で、そこに存在する理由を心から理解し、その場が持つ性質やコンセプトと同調しているのは、とても生きやすいことです。不明な病へと発展するストレスが起こりません。生きる意味や目的を知って生きることは、とても健やかな暮らしです。このような場所は、先日の京都ブログ(『晴れやかに故郷を抱いて』で書いたような、動物が直感で得る「棲息地」のような所です。

私の場合は、心の声がささやき初めてから、生きたい場所をまず感じる為に徹底的な心のお掃除(継続的な日常の瞑想)をし、生きたい場所を感じられるよう意識を向け、日々の大小の行動(挑戦と調整)を続けて、今の場所にたどり着きました。課題を先送りまたは無視している最中に、天から降ってきた航空券を拾って突然オーストラリアのエコ・ビレッジへワープしたわけではありません。まずは心から。心と身体、生きている世界、全部つながっています。今の私にとっては、都市部にある便利さよりも、もっと人として大切で基盤となるような知恵が土壌の中にあるような気がして、ここにいることに全体で納得し、居心地の良さを感じています。

今過ごしている場所がどこであっても、私たちそれぞれが、心、身体、魂そして環境全体で幸せと感じられ、地球にも健全で、かつ持続可能な暮らしが、企業とコミュニティで意識レベルから整備され続けていくといいなと感じます。・・・もちろん、企業とコミュニティを構成するのは私たち一人一人。まずは「あなた」、そして「わたし」からですね。

【ファーマーズ・マーケット】EVNews No.4 [オーストラリア☆エコ・ビレッジ通信]

毎週土曜日、朝6時からお昼まで、家から車で10分くらいの所でファーマーズマーケットが開催されています。オーストラリアに引っ越した翌週に会員登録をし(年会費を払うとすべて10%オフ)、ほぼ毎週出かけています。

Willunga Farmer's Market 公式ウェブサイト

エコ・ビレッジからはもちろん、この地域の多くの人がここで食料品を買いそろえます。毎週、訪れる人は数千人。アデレード市内から車で1時間ほど掛けてわざわざやってくる人もいるほど(移動時間とエネルギーは掛かりますが、楽しいのでよし!)。ファーマーズ・マーケットでは、買い物する人はみなトロリーや保冷バッグ、保冷材を自宅から持参します。お店でビニール袋を提供することはありませんし、過剰包装もありません。土付きや葉つきの食材を手に持ち、タウンスクエアのストリートに展開される数十メートルの青空マーケットを行き来します。

食材はすべて地元で特別栽培されており、さらにファーマーズ・マーケットに出店するには厳しい基準があり、審査を通過したお店だけが出店します。スーパーには出ないお店ばかりで、土壌、生き物、人にも環境にも優しく、持続可能な幸せを運ぶ食材が個性豊かに並びます。

食材は、季節の野菜をはじめ、ハーブ、フルーツ、きのこ類、乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト)、肉類(鴨、鳥、牛、豚)、魚介類(鯛、ヒラメ、キス、エビ、貝類)、ドライフルーツ、ナッツ、パン、お惣菜、菜園用の苗、コーヒーショップやフルーツジュースのお店もあります。生産者さんと直接お話ししながら、季節の食材を求めることができます。


フルーツは毎回大量に買い込みます。
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農薬や化学肥料は全く使わず、運搬にかかる時間や燃料もコストもかからない。トロピカルな食材(バナナ、マンゴ等)は収穫できないため、帰りに地元の八百屋さんで、オーストラリア北端のダーウィンから空輸されたものを購入します。


野菜その他、一度に買う量はこれくらい。
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人参は人参の味がして(←いかにも都会人のコメント‥)食べ飽きることはありません。空豆やエンドウ豆は甘くて柔らかく、生で食べられます。セロリは驚くほど甘くて、ちょっとしょっぱい「地球の味」がします。生野菜を食べるたび、知っているはずの味との格差にいちいち唸るしかありません。

お肉類もオーガニック認証を受けたもので、フリーレインジ(放し飼い)の鶏や、牧草で育った牛肉(牧草肥育牛)が購入でき、またお魚はその日漁獲されたもの、古くても前日獲れたものという鮮度です。卵や牛乳、チーズにヨーグルトと、乳製品もすべて【バイオダイナミック農法】※で生産されています。

写真手前は、フランス人のおもしろ定年退職夫婦が提供しているパティスリのパイ。毎週土曜のランチに、笑いをおかずに頂きます。

私たちの都度の予算は、日本円で6000円。だいたいお釣りがきて、お買い物終了です。
→→菜園で育てている野菜と、そろそろ熟り始めたフルーツがたくさん採れる頃には、月一度7000円が目標。いつか鶏の卵も採れるようになればさらに少なくなるかな!


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ちなみに、季節により類が変わりますが、現在(11月初夏)の家庭菜園には、栄養価の高いシルバービートやビートルート、ほうれん草、水菜、各種のレタス、各種のハーブ(ルッコラ、ケール、コリアンダー、セージ、ディル、バジル、レモングラス、ローズマリー)がのびのびと育ち、日常的に利用します。ブロッコリ、パプリカ、レモン、トマト、イチゴ、空豆、エンドウ豆、ズッキーニ、きゅうり、セロリは週に数回食卓に並びます。


家庭菜園で毎日採れる食材の量と種類はこんな具合
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家庭菜園では野菜類やハーブを、共同エリアではナッツやフルーツを収穫し、それ以外の食材を、貨幣を使って地元の農家さんと取引するわけです。なんというシンプルな取引。


※【バイオダイナミック農法】とは、農薬や化学肥料を使わない有機農法のひとつで、土壌、植物、動物や昆虫だけでなく天体の動きにも着目して全体として育てる方法。通称「農業カレンダー」と呼ばれる太陽太陰暦を利用しており、古代から農業、水産業、林業などの分野で利用されています。私も長年日本で使っていましたが、月の満ち欠けと生理周期が同期するので、女性に、特に布ナプキン愛用者にはかなりおすすめです。



【スーパーへ行かなくなる日】EVNews No.5へ続きます[るんるん]

【基本情報:規則と注意】EVNews No.3 [オーストラリア☆エコ・ビレッジ通信]

エコ・ビレッジでは、静かな暮らしを重んじたい方もいれば、コミュニティとして賑やかに盛り上げたい方もいます。そのどちらもが可能です。最低限の決まりごとを知って、守りさえすれば・・・。


下記の内容は、定期的に開催されるエコ・ビレッジツアーでも説明されます。ビレッジライフに興味のある方や、引っ越しを検討されている方には理想的なツアーです。

また、ご縁ができてここに来ることになった方にも役に立つ内容ですので、基本情報として挙げておきます[晴れ]

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 ↓ ↓ ↓ ↓

【↓住民規則と私たちがやっていること↓】


[かわいい]エネルギーについて
 〜 太陽光発電し、エネルギーを利用する 〜
 
  北側(日本でいう南側)の屋根にソーラーパネルを設置し、太陽光発電を行う
  暖房やエアコンを使用する前に、自然の力を借りて工夫する
 

  ○→私たちがしていること:
    太陽と月のサイクルで暮らす
    陽が暮れたら、可能な範囲でキャンドルを使う
    ソーラーパネルの計器を自ら確認する習慣をつける 
  

 [かわいい]水について
 〜 夏には不足する「水」を大切にし、意識的に扱うこと 〜

  水は、ウォータータンクに貯水されている雨水を使う
  個人の敷地にある菜園には、【家の蛇口】からの雨水を使う
  共同エリアの植物には、【共同蛇口】を使う
  雨水を使い切った際は、【水道局の水】へ切り替えることができる

  ○→私たちがしていること:
    台所、シャワー、洗面所に大中小のバケツを置き、
    例えばお湯が出るまでの冷たい水などは、水まき用にリサイクル
  

[かわいい]ゴミについて
 〜 ゴミの仕分けと減量にビレッジ全体で協力する 〜

  生ゴミや家庭菜園の野菜は、コンポストとして利用
  紙、プラスチック、普通ゴミは、公共のゴミ収集へ
  使える衣類や大型ゴミは、コミュニティフィードにシェア、またはガレージセールに出す

  ○→私たちがしていること:
    食べる分だけ菜園から採る
    無駄のないよう調理する(無駄のない暮らし)
    裏庭に、生ゴミ用コンポスト1台とワーム用コンポスト4台を設置


[かわいい]生活排水について
 〜 生活排水はエコ・ビレッジ内で処理され、自然に巡っていくことを意識する 〜

  掃除には、できるだけ酢やレモン、バイ・カーボソーダやベーキングソーダを使う
  各種の掃除洗剤は、エコ・フレンドリーまたは有機分解しやすいものを使う
  アルカリ性(混ぜるな危険的なもの)、ブリーチは使用しないこと

  ○→私たちがしていること:
    重曹、お酢などを使って、可能な範囲で水を汚さない
    スチームモップを使って掃除する
    よごさない(あまり汚れない) 


【↓訪問者も注意したいところ↓】


[かわいい]共同エリアについて

  共同エリアのフルーツとナッツは、数個もしくは「食べる分だけ」採ること
  独り占めや「搾取」はNG
  訪問者が収穫することはNG
  たき火、釜戸の火の無断使用はNG。届け出をしてから使用可能


[かわいい]ご近所/エチケットについて

  生活音の音量、車のエンジン、アイドリングに配慮する
  自宅以外の場所では、完全禁煙(規律により禁止)
  ビレッジ内の車の制限速度は25km
  ご近所や住人を敬うこと
  土着の動植物や鳥を傷つけないこと
  ペットを飼う際は、かならずリーシュをつけること
  子どもたちの安全に注意すること
  各種アレルギーに注意すること
 

[かわいい]南オーストラリアの常識=注意!

  農場へ出る際は、足首を守るズボンを履いて長靴をはくこと (蛇がいます!)
  トカゲを大切にする (トカゲのいるところにヘビは出ません!)
  背中に赤い斑点のあるクモは危険!
  海にイルカが泳いでいることもあれば、サメのこともあります(!!)
  農場で失われる命は、例えばインフルエンザで失われる命よりも少ないそうです



この基本に則って、パーマカルチャーを積極的に学び取り入れて暮らす人もいれば、単に「エコ・ビレッジに住んでいる」というステイタスを楽しんでいる人もいます。住むエリアによっても意識や心構えが違うのは面白いところ。

10年前から今に至るエコ・ビレッジの発展をみていると、今後も大きな成長の可能性を感じます。日本の都会人的視点で、これからの社会にエコ・ビレッジというライフスタイルがどういう進化をたどっていくのか(どっぷりとつかりながら)見ていきます!

【グローバルでローカルな「街」】EVNews No.2 [オーストラリア☆エコ・ビレッジ通信]

オーディンガのエコ・ビレッジはオーストラリア最大規模。自然の力を最大限に生かして利用し、各家が菜園を持ち、恊働して分け合うパーマカルチャー。新たな知識は積極的に学び、知恵を絞り、地元のファーマーをたより、それでなおかつ「グローバル」なのだそうです。「グローバル」?最初に聴いたときに、何を意味しているのかわかりませんでした。

確かに住んでいる人の出身地はグローバル。オーストラリアの他に、アメリカ、スコットランド、オランダ、アイルランド、カナダ、ドイツ、ベルギー、フランス、イギリス、シンガポールの方がいます。オーストラリアをのぞいて、一国を代表して1人または2人。私の故郷から一番近い出身地の方は、シンガポール。持続可能な暮らしに興味のある人が世界各国からここに集まる‥‥すなわち、各国からの知恵とアイデアが結集しています。

住んでいる人の出身地が豊かだけであるだけでなく、多国籍プロジェクトも進んでいます。他国の大学生や研究生を受け入れ、アボリジニとエコ・ビレッジをテーマとする長期プロジェクトに貢献しているからです。

常に、ビレッジ内では数多くの計画が同時進行しています(内容、規模により各委員会が存在します)。現在進行中な大きなものは、バイオ・ダイナミックなコンポスト作り、食糧をビレッジ内で十分生産すること。今後も、パーマカルチャー大国オーストラリア中のローカルな知識が集まり、海を超えて知識と経験を集積し、そしてグローバルに拡散させていくことを予測させます。

なるほど、グローバルでローカルなエコ・ビレッジ。住んで1ヶ月で、少しその姿が見えようとしています。
(エコ・ビレッジを出れば、ヨーロッパ系オーストラリア人ばかり住んでいるので、多人種コミュニティはさらに目立ちます!)

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ちなみに、住民はここは「タウン(街)」と呼びます。「ビレッジ(村)」というには小さすぎるからというのがその理由でしょう。
なんせ広大なオーストラリア。何かしら問題が発生すると、解決するまで相当な時間がかかります。オージータイムというのかしら・・・。ということで、街で解決できてしまうと最速かつ経済的。

例えば、ソーラーパネルの調子が悪いと、近所にいる専門家がまず検証してくれます。大会社のカスタマーセンターに電話をして、2ヶ月待ちの検査予約する必要がありません。
プロバイダーや電話線は、徒歩圏内の「通信センター」に集積されていますから、電話会社を呼ぶ前に多くのトラブルが「ご近所IT」によって解決されます。
お隣さんは、ホメオパシーのスペシャリスト。定年までは前世療法やエネルギー・セラピストをしていた彼女は、市販薬を使わない私たちにとって「メディスン・レディ(治癒者)」のような存在です。
定年退職した頼れる男性軍は「便利屋さん」で、簡単なリフォーム、配線や配管の修理などなんでも請け負ってくれます。声を出せばなんでも差し出されるようなぐあい。
子どもたちは、時間のあるおばあちゃんや先生たちが面倒を見て、大人の難しい疑問には、教授や学者が登場します。アドビの家を建設する大工さんもここに住み、売買担当する不動産屋さんまでもが住んでいます。なんという大きな「街」でしょう!!

毎日どこかで、ヨガ、陶芸、ピラティス、編み物、PC・スマホ教室、コーラス、ドキュメンタリー上映会、石釜ピザディナー、などが開かれています。シングルの高齢者の方も多くいますが、車に乗る必要がなく、歩いていける場所に健やかな明るいサークルが提供されています。

土地特有の気候、太陽の位置、空間、人と自然の健康状態、共同体を意識した暮らし。しかし見えないものが好きなだけで住んでいるのではないのが、一昔前のヒッピー村とは異なるところ。ここには法的に有効な契約書と誓約書が存在し、規約を守ることに同意した者が、責任を持って住まっています。(なんせ弁護士も住んでいるのですから!)

【エコ・ビレッジ通信☆創刊号】EVNews No.1 [オーストラリア☆エコ・ビレッジ通信]

延々と続く草原は地平線がつながり、少し歩けばその向こうに水平線が広がる。フルーリオ(Fleurieu)半島の一角、オーディンガ(Aldinga)地方の海とワイナリーに挟まれたエリアに、オーストラリア最大のエコ・ビレッジ、Aldinga Arts Eco-Villageがあります。

約51000坪のファームと12000坪以上の居住区。目視できる範囲を優に超えています。10年前にエコ・ビレッジ開発が始まったころ、スチュアートはこの地の創始者(風力発電の技術士)とここに住んでいました。縁があって、というよりもスチュアートはここに住むことをもう決めていたのかもしれません。彼の青写真に描かれていた道を彼自身がゆったりと辿り、やがてパートナーを得てこの地に戻ってきたのではないかと思うほどです。

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広大な敷地は、ファーム、共同エリア、そして、住居エリアの大きく三つに分けられます。

1.巨大なファームは、専門の農家さんが入り、収益を得るために野菜やフルーツが育てられます。これは2020年までに到達すべき大プロジェクトとして進行中で、エコ・ビレッジの住人すべての食料を養うとともに、ここでとれた農産物を販売し、エリアの維持費につなげていくそうです。ファーム内には大きなダムとしての池も整備されています。
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2.共同エリアは、各種のフルーツやナッツ類の木、各種ベリー、豆類、ハーブが豊富になっており、ここの居住者は自由に採ってよいことになっています。もちろん、勝手に大量に採るような人は存在しませんので、いつも十分に実がなり、色彩も豊かに景色を彩ります。夏には全員総出で、数百個のアプリコットやアップル、パッションフルーツやアーモンドを収穫します。
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冬の間(雨期)に巨大タンクに貯水された雨水は、濾過されて日々の生活用水として使われます。蛇口から出た水は、またこの敷地内に戻って、大地を潤し、蒸発し、雨となって、また雨水として地におりてくるシステムです。このオーディンガ地方で、これほと下水システムが整っているエリアは他にないそうです。共同エリアにある電灯は、昼に蓄えられたソーラーエネルギーを使って夜に点灯します。
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3.居住区は、A、B、Cのエリアに分けられており、現在D(4つ目)のエリアデザインが進行段階です。

A.居住区の1つ目Aは、土地を買った後、自らもしくは専門の建築家に依頼し建てた家があるエリア。もちろんまだ家が建れられていない芝生のエリアも多数あります。
家はすべて太陽向きに建てることになっており、ソーラーパネルと家庭菜園が必ずつきます。この辺りはどこも基本的に平屋ですが、たまに2階建てを建てている家もあります。アート・エコ・ビレッジというだけあり、想像を働かせたデザインが並びます。建築様式はアドビ建築、ストローベイル(土壁)、木の家、小人や妖精が住んでいそうな家、そして天文学研究所のような家、ソーラーパネルが太陽とともに移動する家、日本風、仏陀が並ぶ家など、とても個性豊かです。
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B.居住区の2つ目Bは、既に建てられている家で、タウンハウスと言われています。10軒ほどあるかと思います。すべて二階建てで、私の目から見ると、日本の長屋のように見えます。家の前後に菜園があります。芝生エリアではよく住人がアフタヌーン・ティを楽しんでいます。


C.居住区の3つ目Cは、私たちが住んでいるエリアで、Seaberryというベリーがたくさんあるエリアなので、シーベリー・ウォークと呼ばれています。家はすべてコッテージタイプで、24軒あります。当初、エコ・ビレッジを見学する人用の宿泊所として建てられたようですが、クオリティの高さにすぐに買い手がついたそうです。3年前に建てられたばかりの太陽方向に建てられた家にはソーラーパネルが設置され、雨水を貯蓄するタンクがあり、家庭菜園がついています。藤棚のあるベンチエリアもあり、エコ・ビレッジの住人だれもが自由に使えるエリアです。

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D.居住区の4つ目Dとして、高齢者の方が住めるユニットを建設する予定です。ドーナツ型で、家が隣通しとなり、中央に広く太陽のあたる公園エリアを造るとのこと。まだ計画段階だそうで、現在はとても見晴らしのいい広大な芝生エリアになっています。
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