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ビクトリア州 ヘップバーン温泉【オーストラリア9000キロの旅3】 [旅・キャンプ]

このブログは、【オーストラリア9000キロの旅シリーズ2】スーパー・アドビ様式で瞑想堂を建てるの続きです。

(シリーズ3「仮のワタシから真の私へと」は、アクシデント発生で記事が消えました。内容濃すぎて復活できません

改めてのシリーズ3「ビクトリア州 ヘップバーン温泉」と軽めの記事で御楽しみください)



オーストラリアにも温泉があるのをご存知でしょうか?私もこの旅に出るまで知らなかったのですが、ビクトリア州にある*デイルスフォードというこじゃれた町の南にある温泉地です。

《ヘップバーン・スプリング》 ←名前がおシャレで[カバン]
州の観光情報センターのリンクはこちら↓
http://www.visitmelbourne.com/Regions/Daylesford-and-the-Macedon-Ranges/Destinations/Hepburn-Springs

地下の温泉源からひきあげられた天然の温泉水が堪能できる温泉地です。中心地には、バス・ハウスという、いわゆる日帰り温泉施設がいくつも集まっています。宿泊できる場所もあり、サービスや料金もピンキリ。かつてアボリジニが住んでいた深い森を散策しながら、地下から湧き出る美味しすぎる炭酸水と濃い空気が味わえます。ヘップバーン・スプリングには食事処は少ないため、多くは車で10分程のデイルスフォードへ移動します。

さあ、どの温泉施設に行こう!?スチュアートはどこでもよく、選択権が私にあったので、間違いなく一番大きなお風呂がある施設を選びました。何しろ大きなお風呂に浸かりたい(笑)。

この3週間が私にとってオーストラリアではじめてのキャンプ(といっても、未だテントで寝たことはなく、キャンパーバンの中)で、筋肉も内臓もくたくたでした。心を通わしたメンバーと、魂の本質に触れるすばらしい経験をしたというのに、最大の思い出は、ワークショップ最終日にアクアセンターで浴びた温水シャワーというくらい。だからこそ、待ちに待った温泉でした。

が、、、、

着いたとたん、「そりゃそうやわなぁ〜」と自分ツッコミ。実際、オーストラリアに有馬温泉や草津温泉みたいな巨大な湯治場があったら驚きです。なのに私はそれに近いものを想像してしまっていました。車内からみる限りは、普通の郊外で、匂いもとくにありません。施設に一歩はいるとそれは、日本の地方にあるようなスイミングセンター。温水プールに、ジャグジーと、寝転がれる場所。外が一面に見えるようガラス張りになっており、子どもや若者が泳いでいる横で、赤ちゃんや高齢の方がぷっかりと浮遊し、女性グループがおしゃべりをしています。お風呂の温度はかなりぬるめ、居ようと思えば何時間でもいれるようですが、私は塩素匂に絶えられずしばらく経って出ました。それでも、このオーストラリアで温泉水をあたためた大きな温水プールにつかれたこと、温水シャワーが浴びれたことは至福でした。


*デイルスフォード自体も、メルボルンの人に大人気。週末の町はメルボルンっ子であふれかえっていました。旧い建築様式の建造物が残る中心地に、カフェやレストラン、パティスリにオーガニックショップなどがひしめきあっています。中心を抜けると、大きな湖と湖畔にあるリトリート(保養所)と、おだやかな田園風景が広がっています。散策中に出会った男性は本を執筆しているとのことで、ここに来るとよく書けるんと話してくれました。忙しい都会から抜け出し、五感も満たして、ホっと一息つけるそんな場所でしょう。京都に住んでいたころに祖父母や姉と何度も行った「有馬」、東京では妹や母とよく行った「箱根」に近い感じがました。


私たちは、ワークショップで大親友になったフランス人のジュール(ジュリアンのニックネーム)と一緒に出かけたのですが、おしゃれなカフェでお茶をするカップルや、大きな袋を両肩に抱える多くのビジターのようには、この町に魅力を感じていないことにも気づきました。

いつの間にか野生人になってしまったようで、生態圏が異なるようです。私たちは、野菜が豊富に育つファームに裸足で立つとき、最高に幸せを感じます。(私とジュールは外食しても実際食べられるものがほぼないということもありますが)おめかしをして、ちょっと背伸びをして食事をする経験は、もう要らなくなってしまいました。小さい頃から十分すぎるほど外食したので、外食欲求が飽和地点に達してしまったのかなとも思いますが、できあがったお料理をいただくよりは、土のついた野菜を実際に収穫することの方が、比べられない程の喜びです。

中古やリサイクル品を嫌い、新しいものや高級なものを買い続けた消費生活も、かなり前に飽和地点に達したようです。ここ数年は、消費する行為よりも、新しいものをアイデアで生み出すほうが楽しくなりました。

必要なものがあれば、まず知り合いや近所に声をかけて、使われていないものがないかを確かめます。その際に発生するコミュニケーションを通して、ものだけでなく出逢いやアイデアももたらされます。購入する際は、出来るかぎりエシカル(倫理的な)なローカル店で求めます。フランチャイズや大型店舗に行かないのは、私たちが最も求めているものが、単に人とのつながりだからです。人とつながるチャンスが少ない「回転する店」や「便利なお店(コンビニエンスストア)」では、私たちの心はもう満たされないのです。

家のような大物から小さなものまで、さまざまなものを創造力で創ってみようようとする人の間に居ると、新しく買わなくとも、善いものが生産された時代の国産リサイクル品を使ったり、技術(サービス)と物をスワップ(交換)することで、多くの場合、必要なものが整うことがわかります。お金という便利なツールを使って、ちゃちゃっと買い物することは簡単ですが、愛する人たちと集い、全体で善いものを一緒に作る経験を通して心が満たされる重みはお金では買えません。

かつてパリで暮らしていたジュールと、東京で働いていた私は、働いて稼いだそばから消費し続ける(消費が当然の)生活に疑問をもち、無駄な消費をしない暮らしを目指して、ライフスタイルをシフトしてきました。今回のデイルスフォードで、違和感を持っている自分たちに気づいたことで、私たちが在りたい生活へとより近づいていることを確実に認識したのです。


ジュールと撮った写真が一枚もないので、この写真でいきます。
お笑い担当ジュール(左)と寡黙真面目担当シルバン(右)。
働き者トップ2で心あたたかなフレンチコンビ(建築現場から)

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・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・


続きは、【オーストラリア9000キロの旅】4ビクトリア州の国立公園、ユーカリの森を写真でご案内します[カメラ]



スーパー・アドビ様式で瞑想堂を建てる【オーストラリア9000キロの旅2】 [旅・キャンプ]

どうして旅にでることになったかは、前回のブログ「ヒーリングの旅に出る」でお伝えした通り。9月から旅へ向けてガレージセールで家財を整理し、最初の目的地はビクトリア州のスーパーアドビ・ワークショップへと向かいます。

スチュアートはかねてからナチュラルビルドの家、すなわち自然と同調して建てる家にとても興味があり、今回のワークショップを心待ちにしていました。ナチュラルビルドの家には、以前住んでいたオーディンガ・アート・エコビレッジ紹介のブログ(←記事へリンク)でも触れましたが、アメリカ大陸でみられるようなアドビやストローベイル、南アメリカで見られるコブ、マッドブリック建築、イギリスなどではすでに幅広く使われ始めたヘンプクリーク素材(麻の繊維と消石灰で造られたコンクリート)、斜面に地面を掘りタイヤやボトルなどで断熱材でつくり、どちらかというと半地下状態のアースシップ建築法など、様々な様式があります。


西洋文化の歴史が比較的若いと言われるオーストラリアで、ナチュラルビルドの話しを耳にすると、ついつい日本や欧州を思い出します。古い建築の歴史がある国で、自然に調和するような建造物といえば神聖な祈りの場所。その当時に建造されたものは、ダウンジングで見つけ出すレイライン上や、風水でいう龍脈上に建築されており、建材には地元で採れる石、土や木が使われました。有力な権力者の勅令で建てられることが多いため、建造物だけでなく内部は彫刻や絵画など贅沢な仕様なのはあの頃の遺産とも呼べましょう。



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ワークショップ初日。私たちは広大な敷地に自宅とフード・フォレストとヨガ、瞑想のリトリートセンターを創っているオーナーで、同じく広大で深い心の持ち主アチンチャと共に、敷地内の(上記写真左にある)大きな木の下で集いました。



これから3週間を共にするメンバーは、総勢17名。ワークショップを率いるカリスマのヘイ殿(ヘイデン)は、ニューメキシコ州タオスでスーパーアドビ建築法の修行をみっちり受け、現在は国内でその分野を力強く牽引する一人です。彼のチームは、揃いも揃った強烈な個性の集まりで、オーガニックキッチン担当のイケメンなオリエンタル美女エルキー、音楽・IT専門家で、気功・発酵飲料の講師でもあるジェティ(今日現在、千葉県でツリーハウスを建築中)、香港のビル暮らしから今やティピに暮らす写真・撮影家でやたら網代笠が似合うクリス。そして青空シャワー、コンポストトイレ、暖炉、家、音楽から美術まで幅広く何でも造っちゃうロビ衛門はニックネームです。


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《↑はしごからロビ衛門を指示するヘイ殿》

...ロビ衛門はこのワークショップの前にヘイ殿と出逢い、意気投合して弟子入り。現代の日本の感覚からは理解しにくいけれど、彼は自国(出身国ではなく“ロビ衛門独立国”)の主権を主張し旅するアーティスト。南アフリカ生まれでイギリス人だけどパスポートを持たずにオーストラリアに住んでいる者も。移民があふれた時代にシステムから「漏れた」のだそうです。



集まった参加者も個性的な面子ばかり。地元から参加したのはツール・グルーの(いわゆる何でも作っちゃう)ダズだけで、クィーンズランド州から参加したのはヒッピーのアメリカ人クリステンと愛犬ヅィギー。メルボルンから車を飛ばしてきたのは、サーカスのように木や足場をほいほい登るスザーナ。海外からは、最高齢イギリス出身の辛口批評家キャロル。2人のフランス人はパブリックスピーチが得意でピエロ役なジュールと、IT会社に勤める無口で働き者のシルヴァン。自己紹介の途中で、真緑のキャンパーバンから"Kia Ora!!(マオリ語でキアオラ、「こんにちは!」)"と叫んで登場したのは、ニュージーランドから駆けつけた福祉ケア・マネージャーぶっ飛びアッシュとラグビー選手でNZラッパーのディクランでした。


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《↑初日 アーチ建築法を学ぶ》


全員が同じ敷地上でキャンプし、毎日8時間以上の肉体労働を行います。野外キッチンで料理し、同じ釜のオーガニック飯を食べ、ソーラーシャワーで泥を落とし、溜めては空けのコンポストトイレで用を足し...。飲み水の補給や台所食器洗いなどは交代または連番製で行います。夜は満天の星空の下で火をおこし、ギターの優しい音と共に、誰もが自由に歌や詩を披露しました。ある晩は、非暴力コミュニケーションについて学んだり、またある晩はお互いに推薦するドキュメンタリーを観たりと、家族のように濃い時間の連続でした。


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《↑現場はキャンプ地から徒歩20歩》





さあ、どんどん長くなりつつあるので、一旦ここで区切ります。次のブログ、【仮のワタシから『真の私』へと】に続きました...ましたが、記事自体が消えてしまいました。不要だったということ?濃すぎるがゆえ改めて書けないので、読んだ人はラッキー(なのか不幸なのか?)

ということで、次の記事はちょっと軽めに観光案内系【ビクトリア州 ヘップバーン温泉】へと続きます。



最後に、建築現場を早送りで撮影したこの動画、貼っておきます↓







↓注釈↓
※オーストラリア大陸の人間社会の歴史はまったく若くはありません。

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オーストラリア先住民族アボリジニの歴史は地球上でも最古の歴史を持ち、一説に、その先祖は15万年前に南インドから到着したと言われています。オーストラリアには700以上の部族が遊牧民として厳しい自然と共生していました。欧州やアジアに見られるような人口的建造物はありません。自然崇拝した岩や木や川、各地にある壁画やウルル(エアーズロック)は広く知られるところです。また「所有する」という概念がなかったため、家や土地を所有することはなく、「共有するこ」とが一般的でした。白人入植後には疫病や殺戮、アボリジニの新生児を奪い白人家庭に里子に出す制度が施行され、その悲しみと怒りはアボリジニの人たちの心に今も残っています。アボリジニの歴史は、アメリカ南北大陸先住民族含め、世界各地の自然と調和して暮らしていた先住民族の暮らしが、経済発展の名の元に剥奪されている数多い例のひとつにありません。



※フードフォレスト

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哲学者の福岡正信氏が広く広めた概念=【自然農法】の子というべきか。その自然農法のオーストラリア版とも呼べる【パーマカルチャー】の概念に沿ってつくられる、肥沃で自律した「食べられる森」のこと。環境を損なうのではなく、もともとある自然の生態系をつくり(戻し)、そこから豊富な野菜やフルーツを生産します。パーマカルチャーは砂漠を緑化しフードフォレストへと変える力があります。実際にパーマカルチャー(自然農法)で地球に緑を増やせば、もう飢えはなくなるでしょう。 また、去年パーマカルチャー第一人者の親友の家に住んだ際は、完成されたフードフォレストで次から次へとフルーツ、野菜、ハーブが生産されるさまは、まさに驚異的で歓喜でした。彼は、最近パーマカルチャーの第一人者が集う国際ワークショップに参加したとのことで、オーストラリアはその分野において国際的先進国ということが改めて認識されたそうです。アメリカ合衆国からの参加したパーマカルチャーの専門家は、今アメリカは90年代のオーストラリアを追っているところ、とコメントしたそうです。(ロシアの家庭菜園保有率にはとうていかないませんが)オーストラリア国民の4割以上が家庭菜園を持っており、もちろんそれは有機または農薬不使用の菜園です。もはやパーマカルチャーは、日本の「漢字検定」(?)のように誰でもどこからでも知識を得られ、そして実践しやすい存在です。エコライフを実践するものや、エコビレッジ住人の間ではきわめてポピュラーな存在となっています。

ヒーリングの旅に出る【オーストラリア大陸9000キロの旅1】 [旅・キャンプ]

しばらくご無沙汰していました。
昨年、2015年9月に出会ったトヨタのハイエースバンに一目惚れし、生まれて初めて車両を購入。翌月10月から6ヶ月間、オーストラリア大陸を旅してきました。


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絶対旅に出ようと決めてから、旅している姿と様子を心に描いて、実際に絵を描きまくり。1週間もせず、描いた通りのキャンパーバンに出逢いました。

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ポップトップという、ルーフが上がるタイプのバン。


車内はこんな感じ。キッチンは写真右奥側で、冷蔵庫、シンク、ガスレンジ、グリルそして台所棚が設置されています。

↓こちらはダイニングの状態
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↓ベッドをメイキングした状態(ダブルベッド)
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シンプルライフ実践者には十分すぎるインストレーションで、発電バッテリー、ソーラーシャワー、扇風機、クローゼット、ヨガマットにダイニングセットが収納されています。旦那さんのスチュアートのマッサージベッドとマッサージタオルも搭載。窓はなんと全部で8つ。(おまけに尺八、ジャグリング、縄跳びも!)

なかなか、コージー(ゆるリラックスしていい感じ)です。



私にとって、この旅が生まれた震源地は、続く不調。そして旅の目的は『ヒーリング(癒し)』でした。
長く続く身体のあらゆる不調を癒すため、エコビレッジに住みながらあらゆることを実践しました。日本に住んでいた時から病院通いが激しかったのですが、対処療法ではもう対処できないことがわかって、オーストラリアに移住してからは、瞑想や生活習慣の改善と食餌療法を主に、根本療法に集中していました。

とても、気をつけて注意深く生きている私にも気づいていました。毎日欠かさずヨガと瞑想を行っていました。健康に生きる、というよりは、眠っている痛みが二度と暴れださないように、とても慎重に暮らしていました。

毎食で試行錯誤をしながら消化できる食材を探り、雨水と庭の有機野菜だけ食べてしばらく、自然に食べなくなり10日間断食。その後には、すっかりと食生活が変わりました。食生活と共に、人間の身体、意識、生活、人生に対する意識が今まで以上に深まりました。(ちなみに、本人の体調が悪い時でも、周りからは「元気そう〜」って言われたりしませんか?健康と心の平安に気を使っている結果が、顔と身体とオーラに出ているということですね[かわいい]

エネルギーに敏感になり、ある時間と然るべき地点にいるとチャネリングするようになり、身体がエネルギー体になっていくのが避けられなくなりました。幅広い食材の消化・吸収・排泄がうまくいかず、身体が食べ物を受け付けなくなれば、そうなって当然です。次々と「私」という人間に起こっている変革(トランスフォーメーション)とスピードの速さに、とてもuncomfortable...居心地が悪くなっていきました。

【私という者は一体、何?】

胎内のさらに奥深い意識に棲む、身体の不調を牽引しているものに近づいていきました。十分健康的な食生活だと思っていても、いのち(生命)・人間とは真に奥深く無限な存在です。さらに健康と栄養について深い層に入っていくこととなりました。実際に複数の臓器が機能しておらず、消化酵素が欠損しているところまではわかり、しかし欠損している機能が戻らない理由がわからないとコメントされ、もう一度の西洋医療の検査後に原因不明と言われた後ですよ。それが胎内の深い「原因不明」部分に、静かにシュッと火をつけました。それが、「行きたい、行かねば!」という内なる衝動につながったのです。そして、車など買ったことも運転することもない私が、いきなりコラムシフト(運転ハンドルの横についているギア)のキャンパーバンを購入したということに繋がったわけです。


※ちなみに、最上部の写真はあれやこれやのヒーリングが起こってからイースト・コースト(コフス・ハーバー)で古澤桃子さんに撮ってもらった写真。出発してから2ヶ月間の私の写真は門外不出!(笑)



旦那さんのスチュアートはというと、マニュアルの車を運転したのはいつの日のことか、、、そしてバンの運転も初めてのこと。購入してから彼は毎日運転席に座り、瞑想をして、ある知人のインストラクションを1時間得てから、すぐ運転できるようになりました。私の旅の目的が、ヒーリングであった一方で、彼を旅に駆り立てたのは、アースバッグという建築技法を使って、自然と調和したドームを造るワークショップでした。彼はルンルン気分で出発、そして、心の中では二週間のワークショップ後に南オーストラリア州に戻ろうと目論んでいたようです。私はと言うと、まだ寒い冬のヴィクトリア州で、キャンプするというだけで身震いしていましたが、その先にある東海岸の夏に、一刻も早く追いつくことを心待ちにしていました。


2015年10月5日。私たちの誕生日を愛すべきコミュニティの友人たちと過ごした後、次から次へとシンクロニシティが折り重なっていく、忘れることのない癒しの旅へと出発しました。

実のところ、イースト・コーストに移住する予定だったのですが、熱烈なラブコールと自然な流れに後押しされ、1週間前に南オーストラリア州に戻ってきたところです。



長くなりそうな旅のお話は、ヴィクトリア州で参加したスーパーアドビ(アースバック)建築ワークショップの記事【オーストラリア9000キロの旅2】に続きます。

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