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知っておくと!アヤワスカ儀式の準備と流れ [シャーマニズム・スピリットメディスン]

Kuuya.jpgペルーのシャーマン宅(広大な敷地)で得た、アヤワスカの儀式に関しての情報共有デス。
知っておくとよい準備と、儀式の流れを簡単に残しておきます。



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その前に、

アヤワスカをする前に、知っておきたいシャーマニズムについては、
⇒ こちら


アヤワスカをする前に、知っておきたい基礎知識は、
⇒ こちら


アヤワスカをする前に、アヤワスケーロが伝える真実を知りたい方は、
こちら



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儀式の準備



シャーマンであるマヌサイのお父様が建てたヒーリングリトリートセンター、パチャママ・ワシ(母なる地球の家)。


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儀式用の神殿へ。

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入り口へやってきました。

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扉の向こうに待っているものは...

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自室から持参したアヤワスカとさまざまな神器とともに、アヤワスケーロは神殿に入ります。最初に、場のエネルギーを調整し、現実世界と精神世界のつなげ役としての重要なポジションに自らを配置してから、参加者の座る位置などを調整します。アヤワスケーロがすべてを指揮し、彼のアヤワスケーロ弟子でもあるシャーマンのマヌサイは常に彼の右隣に座ります。


アヤワスケーロは、儀式が始まる前から参加者全員をサイキックスキャンをしています。サイキックスキャン ー いわゆる千里眼を持つ人がするスキャンのことを私は勝手にそう呼びますが ー この場合でいうと、治癒者にあたるアヤワスケーロが、患者の体と精神状態すべてを、スピリットと交信することで理解するものです。このスキャンによって、神殿内でアユワスケーロは誰をどこにおくか、そもそもアヤワスカが必要か否か、必要ならどのくらいの量か、などを見極めています。


クスコで会った日、聖なる谷までの移動車内で隣同士だった時からずっと私の斜め背後を見ていたアヤワスケーロは、私がスペイン語ができることを知らずに、助手席に座るマヌサイにスペイン語で「この子は父親と女の人を連れてきた」とつぶやき、私をすべての儀式(5回)で彼の左真隣に座るよう指示しました。





参加者側準備


参加者はそれぞれ、アヤワスケーロが指定する場所に、マット(ヨガマットサイズ、寝袋、一人用マットレス)を敷き、数枚のブランケットとボルスターとバケツを置きます。ペルーは標高が高く、十月の夜は寒かったので、私は個人的に、冬物ソックス、パーカージャケット、分厚めブランケット、帽子、それからティッシュを持参しました。儀式中は、毛穴細胞穴という穴からいろんなものが出てくるのですが、神殿すぐ隣にトイレがふたつ常設されているので心配無用。儀式前にトイレを済ませますが、儀式中にトイレに行く際は用が終わったらすぐに神殿に戻るようにと厳しい指示がありました。



さて、話を聞いたことがある方はご存知かと思いますが、各参加者の体調と精神状態と準備度合いによって、げろげろ状態と、または、から、神様君臨状態と、さまざまなことがめくるめく展開されます。その準備の代表的なものは、1.まずは食事。それから、2.瞑想などで気づきの力を深めたり、自己探求をしていること、でしょう。



1.食事

儀式前には食餌制限を薦められます。その期間が数日や一週間ではなく、できるだけ長く継続され、体内(内臓)がデトックスされていることがアヤワスカの効果を十分に得るために必要のようです。食餌によって、体内と胎内だけでなく精神もクリアに浄化されていくのは、例えば日本のマクロビやインド・スリランカのアユルヴェーダを見れば明らかですが、アヤワスカの準備に際しては、相性が悪い、肉類(特に豚肉は厳禁)、香辛料と刺激物(唐辛子やアルコール等)、揚げ物、卵の黄身部分、そして大豆製品類は避けるべきとのことです。儀式前の食事では避けるべきで、アヤワスカを飲んだ後も、大豆製品以外はできるだけ長く摂取しない方がよいとのことでした。


2.瞑想や自己探求

瞑想によって得られる気づき、サイキック能力、集中力というのは、何をするにおいても、そのものの効果を倍増したり、物事をおだやかに成功させる力があるのだと思います。
アヤワスカの儀式において一所懸命がんばって働いてくれているのはアヤワスケーロとシャーマンというイメージがあります。たしかに彼らが全部してくれはするので、私たち(のロジックや思考)は引っ込んでいた方が得策です。私が儀式をともにしたほぼ全員も、アヤワスカを飲んでちょっとげろっとなった後は、すぐ横になって(立派なベッドを作って寝にきている人や)、いびきをかいて寝ている人もいました。いや、寝てもいいというか、寝た方がいいと思います、寝られるのなら(笑)。頭の中で変にいろいろ考えながらアヤワスカを体験するくらいなら、寝た方がぜったいベターと思います。しかし、瞑想やヨガを続けていてマインド(思考)の役割がわかっていたり、マインドを観察して止観できる力があるならば、より一層高い次元からこの儀式を体験することができるのだと感じます。
さらに、自己探求をしている方は、アヤワスカをいただく目的や理由を明らかにしやすいということもあるかと思います。このシリーズですでに書いたことですが、アヤワスカをする前にジャーナルなどをつけたりして、意識を明確にすることはとてもお勧めです。




ちょっと私の準備談


ここで、私の準備に関して述べますと、これまでアユルヴェーダのサトヴィック食とヴィーガンを組み合わせた自己流の食餌療法を既に数年実践していた上に、断食したり、胆石もきれいにしていたので、体内(内臓)のデトックスはほぼ終わっており、心の大掃除にフォーカスすることができました。(アヤワスケーロには、アヤワスカと最も相性の良い食生活だとお喜びに>笑)。
同じく、十年続けてきた瞑想と気功と呼吸法が、まさかここで役立つとは思ってもみなかったのですが、儀式中に集中力が途切れないどころか、瞑想で到達する三昧の辺りから、次元の扉の向こうへアヤワスケーロと一緒に旅するようなことが多々起こりました。


体調に関しては、持病の腰痛がまだ回復中で、オーストラリアから太平洋真反対のアルゼンチンを経由してペルーのリマ、それからクスコを経由して聖なる谷まで飛行機と車を乗り継いで、しかも標高のアップダウンを経てパチャママワシまで来るのは、体力的に限界でした。胃腸性機能障害を持っていたので、アヤワスカをしている28日間、吐いて下して食べられずでこれまた結構苦しめだったのですが、明確な目的が果たせているのが実感できたため、精神的には辛くはありませんでした。ペルーから戻ってから、その回復が早まったのは間違いありません。胃腸性機能障害からの回復(⇒こちらのシリーズもどうぞ)を求めて、インドでパンチャカルマをするかどうかを検討していた際にペルーに呼ばれたので、なんだかペルーでパンチャカルマをした気分になりました(実際、マヌサイの妹さんはこの家でアユルヴェーダを施術しています)。






一般的に、儀式で起こること


※人、場所、環境が違えば、すべて違うアヤワスカ体験です。ここでは、私が神殿の中で行った5回のアヤワスカ儀式の体験をシェアしています。


滞在中、新しい参加者が到着したり、出発したりと、儀式を形成するメンバーが変わることがほとんどでしたが、日中にはヨガをしたり、一緒に食卓を囲んだり、チェックイン・サークル(精神、体調などがどうであるかを、妨害されることなく自由に表現する安全な輪)をしたり、また儀式の前にもサークルを組むなどして、仲間たちとつながりました。


陽がどっぷりと沈んで、精霊たちが動きだす時間帯に儀式がはじまります。輪になって座っていると、アヤワスケーロが一人ずつ名前を呼ぶので、彼の前まで行って座ります。然るべき呪文を全員で述べた後、アヤワスケーロがアヤワスカを適量注ぎます。聖杯は、木で彫られた小さなもので、そこに特別なタバコの煙を吹き入れます。隣に座っていたので、アヤワスケーロが奏でる口笛とイカロスを聞いて煙が踊り出すさまを毎回眺めることができました。アヤワスカを飲んだ後は、定位置に戻り、次の人、次の人、というように順に全員がアヤワスカをいただきます。



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儀式は、イカロスやアルカナというスピリットソングで開始されます。口承で伝えられてきたイカロスは150種類から200種類あるといわれており、アヤワスケーロはさまざまな状況にあわせてイカロスを使い分けていきます。それは鼻歌であり、口笛であり、シャカパと呼ばれる神聖なスピリットプラントが奏でる音であり、静寂でもあります。イカロスと口笛や楽器が奏でられるそばからソングラインが織り込まれ、そのラインに乗って大蛇の精霊、アヤワスカが姿を現します。





世界の多くの土着文化でなじみ深い蛇...育った京都のお寺にも蛇の神様が祀られており、一発目のアヤワスカで空也上人が現れました。

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≪お念仏もソングラインもエネルギー。重要文化財空也上人像≫





一定の周波数内で癒しが起こる


アヤワスケーロがスピリットソングを奏でながら癒す一方で、ヒンドゥー司祭でもあるマヌサイは、インドの古典楽器を使ってヒンドゥーの神々を迎え入れます。インドどペルーの伝統楽器を自由に使いこなせる彼は、神殿内をインド伝統音楽でインド百万の神、そしてペルーの自然界の八百万の神々を呼び集めます。ペルーでインド?と思われるかもしれませんが、マヌサイの家には、アグニホトラ(火の儀式)の神殿、シヴァ、ガネーシャ、カリ、インドの聖人等が要所に祀られ、サイババの瞑想堂もあり、インドの司祭でもあるマヌサイはペルーとインドの神々と協働し癒しを施しています。

ここで音楽というのは、周波数を意味しています。神殿内の開けられた次元扉の中で、上層の精霊だけが存在できるような周波数をつくり出し、神殿内を神聖な癒しの場へと変えていきます。


一度目(最初の)アヤワスカの杯を全員が飲みおえると、次に一人ずつアヤワスケーロの前にもう一度呼ばれ、アヤワスカの精霊とアヤワスケーロが魂の大掃除をおこなっていきます。立つこともできない者へには、アヤワスケーロが出張し、ひとりずつしっかり視ていきます。アヤワスケーロにはすべて見えているのだと思います。どこまで見えているのかは、私は彼の目ではないのでわかりませんが、少なくともアヤワスカの精霊により、患者の身体をエネルギー体として透視しているのだと思います。アヤワスカを胎内に招きいれた私たちそれぞれが感じていること、経験していることを、アヤワスケーロも共有しているはずです。そして、私たちを「神の御名のもと」普遍的な愛と総全体の善の方へと導いていきいます。


参加側は、この場ではもうなるようにしかなれず、ある意味なされるがままです。アヤワスカの守り神であるアマゾンのプーマやコンドルが登場したり、もう話すことのできない人が話しはじめたり、ある人生のできごとの本当の意味をとうとう理解したり、傷ついたハートが取り出されて新しいものと入れ替えられたり、、、。あなただけに、あなただけの、アヤワスカ[ぴかぴか(新しい)]





神聖空間を護る責任


神殿の外では、下層の霊たちがうようよとしています。下層の霊というのは、悪い霊ではありません。迷える霊です。彼らは闇からの助けを欲しがっている霊です。私たちは彼らに対していつでも功徳を分け与えることができますが、救うことができないことをはっきり宣言しなくては、逆に連れていかれてしまいます。アヤワスケーロは、参加者が祟られたり、リンボ(辺獄)に陥らないようにしっかりと護る義務を果たしています。


さて、ある日の儀式で、私のパートナーがトイレに行ったきり帰ってこないことがありました。参加者はほとんど寝ていますし、だれも気付くものはいません。アヤワスケーロとシャーマンは、彼がトイレに立ったことは知ってはいましたが、神殿内を護り全員のヒーリングに集中していました。彼が帰ってこないで30分近く経って、これは「遅すぎると」マヌサイに囁いたところ、途端に楽器を投げて、走って神殿の外へと出ていきました。大声で彼の名前を呼びます。マヌサイが彼を探して敷地内を歩き回る間、アヤワスケーロは極度の集中力で無言でした。そうしていると数分経って二人は一緒に神殿に戻りました。


戻るとすぐ彼はアヤワスケーロに呼ばれ、すでについた低層の霊を祓ってもらっていました。彼がどれほど闇へひっぱられていたのかわかりませんが、ひっぱられたから戻ってこれなかったのです。アヤワスケーロはお祓いをした後、この神殿内は絶対的に護られて安全であること、外の世界は逆に救われたい癒されたい百万の霊が待ち構えていることを伝えました。だからこそトイレにいったらすぐ帰ってくるという決まりを護らなければ大変なことになると諭しました。私には、アヤワスカの儀式を提供するアヤワスケーロとして、儀式内では何があろうと低俗霊から全員を護る気合いが感じられました。




霊的手術/サイキックオペレーション


神殿内では、引き続きアヤワスケーロとシャーマンと精霊がオンパレードでヒーリングをしています。アヤワスケーロと精霊界の調和、完全なハーモニー。そのハーモニーが織りなすラインが身体を通っていきながら、同時にその一部として存在する摩訶不思議空間。アヤワスケーロと同じ次元に立つことができれば、この完全なるオーケストラを同じ目線(次元)で見ることができます。まるで蛇がすべての細胞を通り過ぎていくような、次元の境のない宇宙へ飛び込んでいくような、ソングラインを抱きしめながら音そのものになるような。


胎内にいついた黒魔術や、呪い、エンティティがお役目を終えて去る時が来たのなら、それはこの時です。アヤワスケーロはイカロス(ソングライン)とシャカパ(スピリットプラントで作られるハタキのようなもの)と、聖なる水、スピリット・プラント(煙草の煙)、そして最も重要な要素である純粋な信仰心を携えて、「霊的手術」または「サイキックオペレーション」を遂行します。三つの世界の扉が開いた多次元空間でしかできない宇宙手術。

それらのものを駆使して、患者から(時には患部から直接)彼自身の体内の中に吸い上げます。この霊的手術は、手ごたえのあるモノに対しておこなわれるようで、私が真横で視ることができたのは、例のアヤワスカを不注意にも施す側になり盲目になりかけていた彼への、視力回復手術だけでした。

私たちはもう吐ける物質もエネルギーもなく、もう吐けない状態ですから、彼が患部から直接吸い上げます。吸い上げるのです!神技です。体の中で悪さも怖さもなんでもやってきた手ごたえのあるあれやそれ、同時に大切な学びや気づきをくれたあれを、見事に自らの体に巧みに吸い上げてしまうのです。霊的手術を4回、しかも毎回横になってお腹を出して受けた私は、吸い上げられ、出ていく感触を感じました。私にはアヤワスケーロが見たものすべてを見たわけではありませんが、その後何を見たか聞きだしたところ、彼が答えてくれたものは私が見たものと同じでした。




儀式の終了、後始末


儀式が終わるのは、深夜も丑三つ時もすっかり過ぎてから。参加者は睡眠をとるために寝室に戻り、翌朝はまずシャワーを浴び、その後食べられる人は定められた朝食をいただきます。その後、バケツに吐き出されたモノを神聖な土地に埋め、ケチュア族の神聖な氷山からおりてくる天然水でバケツ諸々を洗います。



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アヤワスケーロが吸い上げたモノで、聖水で洗われる運命でなかった分については、彼の胎内にあります。儀式は何日も続くことがあり、何十人という数にのぼることがありますが、アヤワスケーロは吐き出されたモノを胎内に「一時保管」します。すべての儀式を終えた後、その後ひとりジャングルに戻って、アレやソレなどの霊的エネルギーを、あるべき場所へと送り還します。一日や数日の作業ではなく、それ以上になることがあると話していました。もちろん、ここでも断食するそうです。この断食する理由は聞けなかったのですが、霊的な存在を尊重した上で、彼自身や自然界の霊性を守るためではないかと感じました。



終わりました。ホッと一息。

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≪休憩中のコルカス。彼はアヤワスカで聴力を取り戻し、今はアーティストに≫






今や病気だというと、病院に行ってお医者さんといわれる人と話し、病名に応じて処方される製剤医薬品を飲んで現状維持する対処療法か、発達してしまったそのもを切り離す手術が一般的です。精神の不調であれば、その人本人を社会から分け離す(ホームへ入院させる)のが通常です。社会が、社会で、「普通に」機能できるよう、お金があれば概ね短時間で「整理できる」時代です。

古代から利用されてきた病気の癒し方は、根源療法でした。森やジャングルなどに行って薬草などを使って、病気の源となるエネルギーを元の状態へと戻す方法が取られてきました。お医者様というものはおらず、メディスンマンやシャーマンと呼ばれる叡智と経験のある者が、創造主からチャネリングしたメッセージと深い普遍の愛ともに、自然界と共同で患者を癒してきました。

どれほど科学技術が発達しても、変わらないものは、魂の真実。これが私たちを聖なる存在にもさせるの。魂は見えないもので、わかるまでは些細な感覚のため、我々はついつい見えるこの身体だけが「存在のすべて」であると思いがちです、しかし、私たちの二つの目では見えない存在が、私たちの身体以上、人類の人口数以上に存在していることが真実なのです。今、あなたがこの記事読んでいるとき、ふと考える遠いあの場所のあの人や、彼岸に行ったあの人、本で読んだことがある精霊たち、もしも私のことを知っている人は私のことを考えるだけで、彼ら(私たち)の魂は今そこにも存在することができるのです。そしてそれをすることができるのは、人間が持つ聖なる力、マインドのパワーなのです。マインドのパワーを知る時が訪れ、そしてがっつり学んできたのは、その後訪れたタイ上座部森林派の修行寺です。それはまた、次回のお話しといたしましょう。。。



治せない病気はない。



今回アヤワスカをいただいたことで、いわゆる病院や研究所で開発された医薬品では到達できない領域があり、そして普く存在するものの存在法則を知っているシャーマンにしか癒せないものがあることを、強く実感しました。



【~おまけのお話~】
アヤワスカ(とサンペドロと◎×◎と)の後に、廃墟で出会っちゃった魔女。からの、アヤワスカで受け取ちゃったコズミック体験を落としこむために向かったタイ(へと続く)土産話は、こちらから 
タイでの出家のはなし(3)ペルーの魔女、そしてガイア・アシュラムへ [(上座部仏教 雨安居修行)]




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密着28日間!アヤワスケーロが明かすアヤワスカの真実 [シャーマニズム・スピリットメディスン]

シャーマニズムを理解せずして、アヤワスカは語れません。シャーマニズムのまとめは、

こちら⇒アヤワスカの前に。シャーマンとシャーマニズム(1)



アヤワスカのお話は二次元ではお話することが難しく。パラレルで進めたこちらの記事も併せて、

どうぞ⇒【アヤワスカのネ申体験を無駄にしない基礎知識】



参考として、私が体験したアヤワスカ儀式の準備と、儀式の流れを知りたい方は、

こちらまで⇒【知っておくと!アヤワスカの準備と儀式の流れ】



あとー、
(もうおなかいっぱいかしら汗)
おまけの話で(すべてのアヤワスカ記事を読んだ後で読むのがおすすめ!)、
アヤワスカ(とサンペドロと◎×◎と)で受け取ったコズミックホームワークを行うために、向かったタイでの出家(へと続く)話は、

タイでの出家のはなし(3)ペルーの魔女、そしてガイア・アシュラムへ [タイでの出家のはなし(上座部仏教 雨安居修行)]




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日本のことわざで、餅は餅屋って言葉がありますね?アヤワスカも同じ。アマゾンのアヤワスカに関してはアヤワスケーロの右に出るものはいません...。ということで、密着!アヤワスケーロに学ぶ28日間!。聖なる谷(Sacred Valley)は、山の精霊(Apu)に囲まれたシャーマンの故郷で『パチャママ・ワシ(母なる地球の家)』で、アヤワスケーロから教わってきたことと、体験後に得たさまざまな考察を含めて、お伝えするスピリット・メディスンシリーズです。





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≪月の秘薬であるアヤワスカのツインフレームともいえる、太陽の秘薬サンペドロ(ケチュア語でワシュマ、サボテンの一種)を8時間半かけて煎じ中≫



ーーー



以前観たドキュメンタリー映画で、満月のアマゾンの夜に、植物が独特の音を奏でるという話を聞いて驚いたものですが、アヤワスケーロの耳には、それぞれの植物の精霊が奏でる歌のライン(ハーモニー)が異なるものとして聴こえ、複数の種類が存在するアヤワスカ種の中でも、治癒用に使うアヤワスカを見極められるのだそうです。植物が歌をうたう??都会で生まれ育ったような現代人には、見た目にもまったく同じ植物のように見えるものでも、シャーマンの感覚でそれらがまったく違う植物だということは一目(耳)瞭然だそうです。



先にも説明しましたが、南米原住民族の間で長く使われてきたスピリットメディスンの中でも、「蛇の女神」として知られるアヤワスカを中心に扱うシャーマンは、特にアヤワスケーロと呼ばれています。彼の仕事は、正しい植物を採取して煎じ、セレモニーで捧げ、患者の胎内にある病源や呪いを取りのぞき、然るべき場所へと送り還すことです。



2016年元旦から、オーストラリアのアボリジニ長老衆と儀式の旅を共にしたシャーマンのマヌサイは、彼の愛弟子であり、息子以上に家族のような間柄。アヤワスケーロのことはマヌサイからたくさん聞いていたので、オーストラリアで「シャーマン」という存在に多少のうさん臭さを感じていた私は、アヤワスカ専門家と会えるこのタイミングに、シャーマンの役割や真実を知りたいと思っていました。

(...多少うさん臭いというのは、日本の話しに例えるならば、、、正真正銘のノロと出会うには、謙虚さと尊敬の念をもってこちらから沖縄へ会いにいくのがスジじゃないか、と思うのですね。沖縄に行ってノロに数回あったオーストラリア人が、オーストラリアで、”I am Noro"「ワタシのろデス」っていって1セッション数万円とかいうと、アレなんかおかしくないかと思ってしまうわけですよ。)



...とまぁ、目論んでいた私の思考の外で、出会った日からアヤワスケーロの方が私から目を離してくれない状態でした...(/ω\)、って恋したわけじゃないです(;´∀`)。イキートスからやってきたアヤワスケーロと、マヌサイと、マヌサイ弟君(彼もシャーマン)の乗った車が、私たちをクスコの旧市街でピックアップした時から、隣に座ったアヤワスケーロのエネルギーがこちらに向いてることが私ですらわかったわけですよ。私に、ではなくて、見えないほうのアチラの方ですけれどね...ひっ ひっ ひっっ




さて、アヤワスケーロは真面目で寡黙な男性で、10歳のお孫さんはすでにアヤワスケーロ修行をしているというので、小柄なおじいちゃんといったところ。いつもの彼の存在感は、ここにいるようでいないような、なんだか狼のように耳を立てて場を護っているかのようでもありました。私が話しはじめると底なしに深いまなざしで、体中の細胞を耳にして聴いてくれていることを感じ、同じ場を共有することで集中という言葉の向こうがわにあるなにか他の次元へ入っていく感じがしました。時折、ひっ ひっ ひっっと奇妙に笑ったりするのが奇妙可愛くもあり。。。。



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≪敷地内の高台から、一緒に牛の代かきを眺めたり≫






アヤワスカの儀式を数回して一週間経った頃には、私は彼の穏やかな仕事ぶりから真摯さと献身さを理解していました。儀式以外の時間に散歩をしたり、カウンターに座ってワードゲームをしたり、一緒に儀式で自分が飲む薬を煎じたりと、そんな間柄になってきたころ、ヨーロッパからブラジルで開催される国際アヤワスカ会議へ向かう途中の一団が到着しました。長い話を劇短にすると、この一団はほぼ全員知らずか知ってかアヤワスカ中毒になっており、数名に於いては出身国でアヤワスカを提供する側になっていました。アヤワスカを嗅ぎつけて旅する者、よくわからなくなってしまった者もいれば、またその内の一人は、提供側となって以来視力を失い続けていました。数人は、すごいアヤワスケーロがいると嗅ぎつけて、また他の数人は中毒から救われたい想いで、ここ、パチャママ・ワシに到着しました。


これは、その時にアヤワスケーロが言った言葉です。





「アヤワスケーロは、仕事に命を掛けている」




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参考)アマゾン上空からの眺め




彼のホームは、アマゾン。
アマゾンは、かつて「地球の肺」というキャッチコピーがついたほど、巨大なジャングルに覆われていました。そこには、未発見の動植物、昆虫、そして原住民族が棲んでいるといわれ、文化人類学者や製薬会社の科学者を虜にしています。しかし、近年の道徳を外れたゆきすぎた開発により、その土地と自然文化は過去50年で五分の1にまで減り、遠い日本人の知らないところで、砂漠化が懸念されるほど森林破壊は秒単位で進んでいます。

毒を持つ動物や昆虫が這う道なき道を散歩することは、都会人にとっては命がけですが、彼らにとってはこれは日常なので危険ではありません。逆に、このような大自然の環境下で暮らしていれば、植物が歌うことも、植物の精霊と交信するのも、なんだか至極当然で自然なことのようなことにも思えてきます。







さて、命を惜しまない仕事ぶりは、アヤワスカを煎じるところから始まります。
アヤワスカの準備にあたっては、アヤワスケーロはひとりジャングル奥深くへ入り、断食し、独自に調合した7種類の植物を煎じます。これらの植物を、彼はスペイン語で Los Siete Medicinales de Ayahuasca 『アヤワスカの七種のメディスン』と呼び、優秀なドクターであるといいました。準備中は、偉大なる創造主へ祈りを捧げながら、アヤワスケーロは献身的な愛をもって、七種類の優れた植物とひとつになります。この作業は、量によっては平均して三日から五日かかるもので、これが一度目の身体に大きな負担がかかる場面、絶食です。(各部族の文化や自然環境によって、調合する植物や煎じる時間は異なります)



出来上がった、アマゾン風味の濃厚すぎるお茶は、自分の部屋へと持ちかえり、自らの手で患者に捧げるその日まで一緒に過ごします。それは工場で大量生産されたペットボトルのお茶のようなものではなく、精霊と愛が凝縮した結晶水ですから、彼以外の誰の手にもわたりません。マヌサイもアヤワスカを施すことができないほどで、知らない人に、ましてや海外へは売らないとも言いました。最強な秘薬の扱いを知らないで提供することが危険であることを、知っているからです。


そして、アヤワスカを作った当人が儀式を執り行い、患者の胎内からエンティティや黒魔術を吸い取った後は、責任をもってそれを己の胎内に一時保管し、アヤワスカを煎じたジャングルへと戻っていきます。そして、再度ジャングルにて絶食...胎内のエンティティを胎内からクリアにするまでジャングルにこもるのだそうです。一カ月にわたりアヤワスカの儀式をした場合、いったいどれほどのエンティティを胎内に溜め込んでいるのか想像も及びません。アヤワスケーロが呼ぶところの「よそ者シャーマン」が胎内にエンティティを一時保管した場合、次の患者にそれを吹き返しこむか、でなければ本人の身体をむしばんでいく可能性のあるようなエンティティを、患者の病気の治癒のために、経験と叡智でもって自らの胎内に吸い上げるのです。アヤワスケーロの前にどのような患者がきても、癒すことが精霊アヤワスカの意志であるならば、彼は癒しを施すのです...命を惜しまずに。




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≪パチャママ・ワシの神殿からアプを眺める≫




アヤワスケーロが、「命を惜しまない」といったのは、この一団を含んでのアヤワスカ儀式を終えた翌日で、シャーマニック・ハイキング(アヤワスカを飲んでから、途中サンペドロをいただいて山頂にある聖なる河へ禊にいく行程)の帰り道で、精霊の木の下に私たちを集わせたときでした。彼は謙虚すぎるお人柄で、この一団を叱ったわけではありませんが、人間的な感情を少し含めたきつめの口調で、「アヤワスケーロは、仕事に命を掛けている」。と渋みをもって伝えました。


すべての儀式中、私はアヤワスケーロの左隣、彼に指定された定位置にいましたから、彼がこの一団の一人一人にアヤワスカを提供して癒していく姿をすべて目撃しました。その回は、確か私の3回目の儀式で、もちろんアヤワスカですから心地よい経験ではありませんが、儀式中は絶対に横にならないと最初から決めていたので、吐いたり死にそうになったりしながらもアヤワスケーロの指示で一緒にイカロスを口ずさんだり、またシャーマン間の摩訶不思議な行動を理解でき、彼らには見える見えないものの存在が私にも見えたので、言葉のないコミュニケーションを図ることもできました。


そんなですから、アヤワスケーロが、各人にいったい何を施しているかが、私に伝わったのです。彼が命を惜しまないで仕事をしていること、よくわかりました。目の前にいる人の苦しみを自らの身体を犠牲にして吸い上げることのできるアヤワスケーロの真摯な姿から、個人の意志以上に、アヤワスカの精霊そして母なる地球と協働していることも感じられました。彼はアヤワスカと一心同体ですが、きっと人間的に理解できない状況などもきっとあるのだと思います、それがこの回だったのかもと...


実は、この儀式の前に、当初予定されていた日程があったのですが、アヤワスケーロはアヤワスカを提供しませんでした(儀式の中止を行いました)。その理由は私ですら明らかでしたが、代わりにマヌサイがヒンドゥー教の火の儀式をし、ペルーの聖なる谷にインドの神々を集めて、その輪の中でこの一団全員にアヤワスカが何であるかについて愛をもって諭しました。厳しい言葉もありました。目が覚めるような言葉がたくさん聞かれました。数時間に及ぶ火の儀式のあと、数人は、絶対なるものにたいして許しを求めたり、黙り込むもの、ある者は涙していました。この理解の翌日、アヤワスケーロは上記の儀式を行ったのです。彼は、アヤワスカと母なる地球への尊敬と敬愛がない者に対して、アヤワスカの神聖さと重みを伝えたかったのだと思います。





また、アヤワスケーロは、こんなことも教えてくれました。



「白」と「黒」のアヤワスケーロ


患者の身体と心(精神)の傷(トラウマ)や不調を治すという純粋な目的でアヤワスカを煎じ提供し、創造主とアヤワスカの精霊を深く敬い愛するアヤワスケーロは、ホワイト・アヤワスケーロと呼ばれるそうです。その反対に、お金や地位やジェスチャーのため、曲がりひねくれた意思や、明らかに道徳に反した目的でアヤワスカを利用する者は、ブラック・アヤワスケーロと呼ばれるそうです。ブラック・アヤワスケーロは、セレモニーの参加費を払った人に対して、通常全員にアヤワスカを提供します。ホワイト・アヤワスケーロは、精霊のもとで動(働)くため、目の前にいる患者に飲む準備とタイミングが訪れていないメッセージを受け取ると、提供するのが今ではないと断ります。上記に書いた通り、アヤワスカではなく、火の儀式を行ったり、異なるメディスンやスウェットロッジを行ったりして、ある程度アヤワスカの精霊にいろんな角度から近づいてから、アヤワスカを提供するようです。




アヤワスカは誰のため?自分さえよければ?


90年代にアヤワスカ成分の科学研究が再開され、口コミとネットでアヤワスカが世界中に知れ渡ってからというもの、アヤワスカが本来必要とされるアマゾンの森の子供たちや大人たちの手に届くことなく、西洋に輸出されていることを、アヤワスケーロやシャーマンたちは危惧しています。木を伐採した外国人のほとんどが、誰も森を戻そうとしていないのと同じで、失われたアヤワスカの木を、植樹に来るものはほとんどいないのだそうです。私が出会った他のアヤワスケーロも、聞くところによると「アヤワスカ・マーケット」の中で、原住民の森を守るために働いているようなアヤワスケーロは2%ほど(ほとんどいない)だと言われています。家や紙やお箸や建築資材として切り倒される木々、人間の胃に流れこんでいくための牛肉を育てるために破壊される森、自分をつくりあげるものの流通経路や源を知らないで当たり前のように消費消耗してく経済の流れとまったく同様に、「今の自分さえよければ」という強欲がアヤワスカの使われ方にも見られます。


中でも、アヤワスケーロが最も懸念していたのは、アヤワスカという植物界の上層に君臨する月の精霊(デーヴァ)に対して、手を掌わせたりするような謙虚さや、それらの精霊が棲まう地球そして宇宙をつくる創造主への尊敬の念がまったくないものの手に、アヤワスカが渡っていき、癒しよりも金銭目的でアヤワスカが諸外国で利用されていること、そして、誰がどこでどんな想いで作ったかわからないアヤワスカが南米から輸出され、その経路を知らなくても無知で使ってしまう「よそ者シャーマン」が増えていることでした。このことはこちらの記事で書きましたが、アヤワスカの精霊と一心同体のアヤワスケーロは、アヤワスカを通して空気中に澱んでいるエンティティをソース(源)に還してやることを常に遠隔で行っていました。




アマゾン原生森を再生する活動


彼はアマゾンを出ることのないアヤワスケーロでしたが、ちょうど私と出会った頃から、壊されていない原生林を守り、破壊された森を再生するために、マヌサイと国際的な啓蒙活動をはじめていました。これまでにアヤワスカの聖なる力を得て、彼女から癒しを受け取った者、神聖なる宇宙との一体感を得た者、過去のトラウマを癒したり、亡くなった方との感情関係を修繕した方々が、アヤワスカへの感謝をアマゾンの森へ還元できるよう、つなげる役目を始めています。


南米原住民の子孫として叡智と使命を受け、見えない両界をつなげる道をどれだけ行っても、容易になるような類の仕事ではありません。逆に、現代社会ではもうなくなったかのように扱われている黒魔術やエンティティの存在を、古代の叡智を受け継ぐ民族たちは知っており、今も強い愛でそれらを解き放ってくれているのです。この地球は私たち人間だけの所有物ではなく、人間だけが好き勝手にできるものではなく、動物や植物たちと共存し、そしてまた見えない存在のものに囲まれ、成り立っていることを忘れてはなりません。


私が出会ったアヤワスケーロは、少年のころから、己の命を犠牲にすることも辞さずに本分を全うする祖父から仕事を学び、修行を積んで、今は自分がその役割を果たしているのだそうです。大いなるものから遣わされたその聖なる才能と献身的な愛で、人々の病や問題を解決する手助けをするのが生きがいなのだそうです。だからこそ、アヤワスカが必要な人に、正統なアヤワスカを正しい方法で提供し、癒したいのだと、教えてくれました。







※このドキュメンタリーだったと記憶しています
“The Sacred Medicine" 直訳=聖なるメディスン






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アヤワスカの神体験をムダにしない基礎知識 [シャーマニズム・スピリットメディスン]

今回は、アヤワスカという壮大なテーマを、アヤワスケーロとアヤワスカの精霊が私に伝えてくれた通りに、歪ませたり捻じ曲げたりすることなく、どうすれば正統にわかりやすい文章で説明できるか、書きながら模索しては推敲しているニューサウスウェールズ州真夏日。タイアルガムでしばらく働かせてもらったカフェのお庭からこんにちは。


ということで、今日もいきます!



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さて、アマゾンのシャーマニズムによりますと、シャーマンはシャーマンでも、月の秘薬アヤワスカを専門に扱う専門家は、アヤワスケーロと呼ばれています。

→→シャーマニズムについては、こちら


そして、この記事は、この次にアップするこちらの記事と並行して進みます。

→→密着28日間!アヤワスケーロが明かすアヤワスカの真実


また、アヤワスカの儀式への準備と、その流れを私の体験から知ってみたい方は、

→→知っておくと!アヤワスカの準備と儀式の流れ



おまけ話で(最後に読むといいです)、アヤワスカ後に出会った魔女からの、コズミックパワーを3Dにアンカーするために導かれたタイでの出家修行のお話は、

→→タイでの出家のはなし(3)ペルーの魔女、そしてガイア・アシュラムへ [(上座部仏教 雨安居修行)]



も、併せてどうぞ。


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アヤワスケーロは、彼の献身的で愛にあふれた仕事をするにあたって、命を惜しまないと断言しました。そんな命を惜しませない、人間の脳、神経、行動にとてつもない効果があるというアヤワスカは、いったいどうゆものなのか、ご説明いたしましょう。





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≪シャーマンの家の食卓に置かれたメディスンドラム。儀式に欠かせないもの≫





アヤワスカとは?その効果?



すべての植物が生きていて、そこに精霊が宿るように、アヤワスカも生きています。それは女性の精霊であり、蛇の女神でもあります。彼女の名前は、南米民族の言葉ケチュア語で、アヤとワスカの二語がくっついたもの。アヤ⇒先祖、死者、精霊やスピリットワスカ⇒つる系の植物全般という意味ですが、アヤワスカを体験した人なら、それがヒモやロープという意味だけでなく、アヤワスケーロの奏でる歌が織っていく一本の細く確かなライン...ソングラインを思い出すかもしれません。


アヤワスカの蔓(ツル)は、先住民族の間で数千年前から使われてきたといわれますが、特に1900年代からはその植物の医科学的研究が進み、ガンやエイズ、現代病やうつ病などの治癒に積極的に取り入れられるようになりました。製薬に慢性的に薬漬け(製薬中毒)や、アルコール依存症など、中毒体質となる原因に直接効果が期待されることも知られ、アヤワスカ研究者の Petr Chobot 氏は「アヤワスカは麻薬とは全く関係がないだけでなく、麻薬依存症患者の治療に非常に有効であり、その効力においては現在の西洋医学で及ぶ薬はありません」と述べているほどです。


これらの症状への効果が期待されるようになると、ハリウッドのセレブや著名人たちがアヤワスカを求めてアマゾンへ渡るようになり、近年、アヤワスカは世界中に知られるところとなりました。日本の百貨店でも売られているオリジンズ化粧品の開発者の一人、植物学者のアンドルーワイルもアヤワスカを服用したことで知られていますし、映画『ガールズファイト』や『バイオハザード』などに出演した女優のミッシェル・ロドリゲスも、最愛の人を亡くした後の哀しみと苦しみからの救いを求め、体当たりでアヤワスカと向き合ったプロセスをドキュメンタリーで公開しています。



"The Reality of Truth" 〈直訳=真実のリアリティ〉








アヤワスカの化学成分


そんなアヤワスカが、秘薬だとか「とにかくすごい!」と言われる理由は、それに含まれるジメチルトリプタミン通称DMT(←Naverまとめへ)であることはまちがいないでしょう。これは人間の脳内だけでなく、植物や昆虫たちのからだの中で日々分泌されるホルモンで、分泌される場所は松果体、いわゆる第三の目にあたる場所です(第三の目、眉毛の間のちょこっと上くらいの内側)。

松果体では睡眠を左右するメラトニンが分泌されており、胎内時計をつかさどる場所ともいえます。現代人の松果体はだいたい16歳前後から石灰化し骨のようになっていくと言われ、それに加え、日光浴をしない生活や、深夜まで蛍光灯下で働く現代人は、ホルモンが正しく分泌されなくなってしまっています。この石灰化した松果体を活性化させることができるのも、アヤワスカの特徴です。サン・ゲイジング(太陽凝視)、アーシング(裸足で過ごすこと)、土いじり(微生物を触ること)も同じような効果があり、正しい方法で続けることで身体と心が癒されていくことをパワフルに感じることができます。メラトニンが分泌してくれるようになれば、質の睡眠がとれるようになり、胎内時計が動きはじめれば、やがて無理のある生活ができなくなり、不調は改善へ向かいはじめます。






アヤワスカの儀式の流れ


アマゾンでのアヤワスカの儀式は、アヤワスカを煎じたアヤワスケーロによってほどこされます。場所は、シャーマニズムの記事でお話したように、スピリットとつながる聖なる場、ヴォルテックスです。


アヤワスカをいただく前に、その他の植物や自然の要素(火・風・土・水)を使って浄化等の儀式をすることがあるようですが、それは各アヤワスケーロによるようです。アヤワスカの儀式だけに関していうと、始まるのは日が落ちてからが一般的。儀式の所要時間もまた、本人の状態や、導き手のアヤワスケーロによるようですが、私の体験から言うと、儀式の所要時間は平均的に5、6時間ほどでした。


なぜ、漢方茶や製薬剤のようにパパっと飲んで、仕事に出かけたりすることができないのかというと、アヤワスカがスピリットメディスンだからです。スピリットメディスンを呼び起すためには、然るべき人が三つの世界の扉を開け、開いている最中はその場をがっちり護り、最後には閉じなければなりません。⇒シャーマニズムに関してはこちらから。


儀式中に得られるアヤワスカの作用は、これもまた本人の身体と精神状態により異なりますが、服用後に一般的に起こる作用は、身体と心の激しい浄化です。体内の浄化は、実際に見えるものを吐くものですが、胎内や心の浄化については、「エネルギーを吐く」ということになります。胃の中にもう吐くものがないのに吐くのはつらいものですが、心の垢を吐くのはそれ以上に手ごたえのあるものです。


また、たくさんのビジョンが目の前に移っては過ぎ去っていきますが、これもまたこれまでの人生、目的、精神状態により、各個人で変わってきります。サイケデリックなものや、幾何学模様や、蛇、イーグル、プーマなどのスピリット・アニマルや、5次元なもの等、二度と見ることのないような映像を見ることになるでしょう。すべてのものにメッセージが含まれ、意味があるからこそ見るものですが、その意味は本人が受け取るもので、また受け取れる準備がある場合に見るようです。


アヤワスカの効果や作用は個人によって異なりますが、後ほど私の経験を記しますので、ご興味のある方は少しお待ちくださいませ。






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≪神秘に満ちた Sacred Geometry =神聖幾何学模様≫







神聖な経験をムダにしないための大前提




なんでもそうですが、やるぞと決めたら全身全霊でやるコミットメントと集中力がなくては、達成するものも達成なりません。高校受験も、スポーツも、転職活動も、病気の治癒も同じです。人事を尽くして天命を待つ。アヤワスカも瞑想も、根底はすべて同じです。精霊界側+こちら側⇒どちらともが100%の力で取り組む時、ベストな道が開かれる。神頼みオンリーは通用しない。商人の息子として生まれ、修行を積んで日蓮宗法主となった曾祖父から譲り受けた言葉と同じことを、アヤワスケーロも言っていました。


アヤワスカをいただくのであれば、信頼のおける、正統で、本物のシャーマンである「善の(ホワイト)アヤワスケーロ」による儀式に参加することは最も大切なことの一つです。「あなたが飲んだらこうなりますよ」なんて誰もあなたにアドバイスできませんが、疑問があればすべてオープンに応えてくれる環境があれば信頼できます。受ける側は、しっかりとした目的を持ち、この決断を信じ、一連の行動に完全に責任を持つことが必要です。すっかりと身をゆだねられ、何か偉大なものに護られられる感覚があることも、アヤワスカをするか否かの判断材料になると思います。うさん臭さや疑惑感からはフリーであること、です。


なぜこれらのことが重要なのかというと、アヤワスカを人生に迎えるタイミングは理屈で決められるようなものではなく、なにかとてつもないもののタイミングがガシャっっと完全に合致して、起こるようなものだからです。こちら側の準備がしっかり整い、精霊たち側の準備もしっかり整ったとき、頭の計算外のところでドワッとくる。アヤワスカに導かれるまでの経路がスムーズであることも、ゴーサインの判断材料かもしれません。これらが揃っていない場合、アヤワスカを受け入れる時期ではないのかもしれません。




何度も何度も繰り返して言えること、そして提供者側も受け取る側にも間違いなく適応する掟は、たとえ天地がひっくりかえって、空から豚が降ってきても、
アヤワスカを、娯楽や好奇心で飲んではならぬ。ですよ。




いろいろな意味で、このような動機が、「脳が焼ける」や「アノ人おかしくなった」という結果を招く原因ではないかと感じます。先に述べた、サン・ゲイジングや、アーシング、土いじりも、続ければ人間の身体と心を癒す相当なパワーがありますが、アヤワスカはそれと比べれば、未知数で増幅版。数時間で、意識が身体中と細胞を駆け巡り、過ぎし日が心の中を疾走していくかと思えば過去生につながり、いつもは見えないスピリット、ご先祖が現れ、人類、地球と宇宙の歴史を観て、同時に観られ、観させられます。アヤワスカは、母なる地球とつながる精霊です。彼女を通してハワイのキラウエア火山の女神ペレ、日本の鬼子母神など、畏れ多いこれらのエネルギーと一体になるのです(このままだと、文化人類学に突入しそうなので、参考リンク止め)。


準備ができていなければ、ちょっと避けたいですよ、観たいもの以上に観たくないものも、感じたくないもの一切合切見せてくれるので。「愛」という得体のしれない正体を、こちらのなすすべなく全細胞超意識で見せらるのです。どれだけ科学や技術が発展しても、人類の歴史上まだ明かされていない量子エネルギーの分野を、誰かの動画でなく、あなたの人生を通して明かされてしまうのです。伝統や文化や育ちにより条件付けされた思考や意識の崩壊は、普通に起こるでしょう。すべてのワク組みから突然宇宙に投げ出されるような感じですから、脳が「Fried(焼ける、揚がる)」といわれるような経験をしてしまう人もいるのです。異次元に飛んでいる間、つかまれるのはアヤワスケーロの歌うイカロスやアルカナ(スピリットソング)だけ。イカロスとアルカナが純粋な心と愛でうたわれなかったら、私たちは次元の境に迷い込むかもしれません。ということは、スピリットソングが導く方向、どこへでも自在に連れていかれるということです。アヤワスケーロがアヤワスカ体験のカギを握っている、アヤワスケーロの正統性というものが極めて重要だという意味、わかっていただけましたでしょうか(こんなNHKの番組あったね...)。





アヤワスケーロを誤ってしまった場合に起こること



アヤワスケーロは特に、アヤワスカやプラントメディスンでポピュラーとなったペルーのとある都市に関して渋い顔をしていました。彼曰く、あそこの空気の澱みがクリアにならないのは、シャーマンによって患者の胎内から吸いあげられたモノ、これはエンティティや黒魔術とも呼べますが、これが正しい方法でソース(源)へ送り還されていないからだといっていました。


アヤワスケーロは彼らのことを、スペイン語で ”Gringos” (グリンゴス)といいました。
グリンゴスは中南米のラテンの国々で使われるスペイン語で、「よそ者」を意味します。アマゾンのアヤワスケーロとしては、よそ者シャーマンは、植物の性質や伝統や扱い方をよく知らずに、アヤワスケーロの仕事を中途半端にしている者というような感じと思います。グリンゴス・シャーマンであろうとも、極悪非道な目的をもってない限りは人を癒したいからシャーマンになったろうはずです。しかし、アヤワスカなどの強い効果のあるスピリットメディスンは、何度かの体験だけで簡単に扱えるものではなく、危険物にもなり得るということを、わかっておかなくてはなりません。こういう事実が起こる背景には、とにかくどこでもいいから安くアヤワスカを飲みたいという依存癖のあるグリンゴス旅行者も加担していますし、そもそもそれらのモノを源(ソース)に還すことなく、逆にはびこらせてしまうような(、意味があってなされていた古代からのまつりごとがほとんどなくなった)現代の私たちの暮らし方も大きく影響しています。誰かが一方的に悪いとか、そういうのでもありません。今の社会の在り方やすべての要素が、この現実を作りあげているのです。


それで、グリンゴス・シャーマンの胎内に吸い上げられたモノはどうなっていくのかとアヤワスケーロに尋ねたところ、それは本人が知らずのうちに自身の身体をむしばんでいるか、そうでなければ、次の患者の胎内へと吹き戻しているということでした。ちょっと衝撃の事実 Σ(・□・;)。アヤワスカブームに乗ってお金稼ぎに忙しくなったからか、知らないからか、アヤワスカのホームであるジャングルに還ることなく「仕事」をし続けることで、源へ還るべきエネルギーが戻れずに、かの地の空気内に滞留してしまうのだそうです。アヤワスカやスピリット・プラントを扱う理由が「シャーマンかっこいい」などの見栄やステイタスやお金のためでなく、純粋な心と体の持ち主から愛のために提供されなければならない理由は、それなのです。忠実で献身的な愛がなく、純粋な高次の目的のために使われない場合、危険にさらされているのは患者だけでなく、このグリンゴス・シャーマン本人だというのです。

彼が、日常生活で何もしていないようでも、いつも何かに意識を集中させていたのは、彼自身の判断により、アヤワスカのアンテナを張っていたからです。私の28日間の滞在中にも、彼のところにアヤワスカ依存者やグリンゴス・シャーマンが助けを求めに駆け込んできました。別段、異例のことではなさそうで、アヤワスケーロは、精霊たちと交信して、癒すべき人には淡々と儀式を執り行い、アヤワスカを施して仕事を全うしました。またはっきりNoといって施さない人もいました。






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≪アヤワスカの儀式をする神殿の外。カラフルなのは、、、一人一つずつ与えられるアレですよ、バケツ≫






アヤワスカの効果 体験者の声
 


アヤワスカの精霊が胎内の宇宙を走る体験をされ方はもう不思議でもなんでもないと思いますが、体験者同士が出会うと、一瞬で「わかっちゃう」のも特徴のひとつと思います。アヤワスカは、そういったたぐいのものです。些細で微妙な感覚なのですが、それがとても確かなのです。アヤワスカの精霊のサポートにより、一度触れ(てしまっ)た深い深い人生というものへの理解は、二度と消すことができないばかりか、その深さは、まるで目から投影されるかのようです。もちろん、この深い理解に至るには、ほかにも多くのアプローチがありますから、アヤワスカだけがナセル技ではありません。例えば、近いものでしたら臨死体験がそうでしょう。





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私がアヤワスカの精霊(私は女神と呼んでいますが)と出会ってから1年以上経過し、今日までたくさんの人と出会ってきましたが、目を見るとやっぱり感じます。この共有意識・・・聖なるものの存在に気づいている感、両親やご先祖様への感謝、人類への普遍の愛、母なる地球との深い絆...。

こうして出会う人と、アヤワスカの体験を交換するのは有意義な時間です。そこで共通して得た理解は、好奇心や私的欲求だけでアヤワスカはやってこないというものでした。これも実際の経験談ですが、好奇心で受けようとして、事故にあったり、会場へ向かう前に蛇にかまれたり、提供する側になり盲目になりかけている人にも会いました。こちらから無理に取り入れると危険だということは、さまざまな体験談から判断できます。調剤製薬でもそうです、必要ではないときに正しくない薬を正しくない量服用すると、死に至ることすらあるわけです。強い薬を手にとるには、それ相応の強い精神力が必要です。



アヤワスカの精霊が人生に登場するタイミングは、彼女の方からさまざまな方法でサインを送ってくることで、気づかせてくれます。それは精霊界のやり方なのかもしれませんが、信じて祈り、感謝し、謙虚に生きていれば、精霊界のみなさまは必要な時にちゃんと手を差しのべてくれるのだと思います。







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≪アヤワスカのパターン≫




後記:

ちなみに、ここで貼り付けたアヤワスカにまつわるアートをググっていた最中、私がアヤワスカ中に見た百万の映像を次々と思い出し、それを描いてみたくなって、(5回半にわたる儀式の初会から、もう二度とアヤワスカはごめんやといい続けて、それからはじめて)「もう一度アヤワスカしたらどやろ」と、正にここに書いたとおりの(笑)エゴイックな考えが浮かんだのです。その途端、右足のお母さん指とお兄さん指を何かの虫に刺されました。めっちゃ痛くて、麻痺し、すぐにレスキューレメディーを施しました。家の中なのに、ジャンピング・アンツ?(飛ぶアリ、かまれるとめっちゃ腫れて痛いオーストラリアのアリ)...これが、私が言う「サイン」です。右足のお母さん指とお兄さん指、何を比喩しているのでしょう?「正統な内容を書こうとしている最中に、邪見は置いときなっ」とアヤワスカのお姐さんから一喝された気がしました。そうそう、アヤワスカの記事を書きはじめる前には、精霊たちに、高次の意志に沿う内容をしっかりと書かせてください、と祈ってから行っています。






(これは、アマゾンのアヤワスカについてのお話であり、その他の地域のことはわかり兼ね〼)



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アヤワスカする前に。シャーマンとシャーマニズム [シャーマニズム・スピリットメディスン]

「ペルーが呼んでる。」



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、という声がおりてきた時の記事を覚えていらっしゃいますでしょうか。
2015年12月のことでした。

このメッセージを受け取ってから間もなく、瞑想ビジョンに導かれてアボリジニの長老たちとのセレモニーに同行しましたが、このセレモニーすべてを執り行ったペルーのシャーマンが、2016年10月に実際ペルーへ飛ぶこととなるカギを握っていました。


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では、ペルーでのお話の前に、
そもそも、シャーマンってなんだろう?

ウィキペディアでは、このように説明していますが、いちいちリンクしたくない方のために、このまま説明にはいります。


 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


このブログのお姉さんにあたる、第一章ブログ『実践哲学「和道」で今を生きる』でアメリカのネイティブアメリカンメディスンホイールについての話(2010年ニューメキシコ州の話は全6話へジャンプ~過去の画像が消えてしまう事件が起こり記事が読みづらく申し訳ございません)はかなり書いてきましたが、南米大陸だけでなく、自然と調和し生きてきた世界中の先住民族(私たち日本を含む)の暮らしの行く末を握るような人物の一人に、現在「シャーマン」と呼ばれる人が存在しました。



シャーマン... 
パーマン!ヤーマン?みんなヒーロー[ムード]



シャーマンは、Middle World =なかつ国(私たちの存在をふくむ物質世界)とパラレルで存在する Upper World=天上界Lower World=地下界につながる扉を開いて、私たちの目(ふたつの目)には見ることができない超自然的存在(スピリットやブラーミン等)と交信することができるといわれています。パワーアニマル(トーテム)、パワーストーンパワープラントは重要な役割をになっており、シャーマンは歌、楽器、数珠のようなツールを使ってスピリットを呼び起こすことが一般的です。いわゆる扉であるポータルはパワーゾーンとよばれる場所にあるといわれます。


シャーマニズムは、人類の歴史の早い段階からはじまった土着信仰とは切り離せない関係があり、祈願、予言、治癒、供養、悪霊払いなどとその力の使い先は幅広く、日本では霊能者、呪術者や祈祷師と呼ばれ、巫女、イタコ、ノロ、ユタをはじめ、各地域の特性に沿ってシャーマンが存在することは知られています。邪馬台国の卑弥呼がシャーマンだった?という話を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。また、シャーマンの力は、目的によって善いことにも、悪いことにも使われてきました。黒魔術や呪縛を解くことも掛けることも、シャーマンにとっては難しいことではありません。


シャーマンという概念が網羅する範囲は大変広いので、ご興味のある方は上記に挙げたキーワードから個別にはいっていかれるとよいと思いますよ...アナタの知らない世界へーーー




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アボリジニの長老衆から絶大な支持を得るペルー出身のシャーマンでありヒンドゥー司祭でもある(ちょっとややこしい)マヌサイの案内で、去年私たちが出会うこととなったシャーマンは、ペルーはイキートス(ジャングル)出身。この二人は「シャーマン」という同類カテゴリーに存在するものの、このジャングル出身のシャーマンは、アヤワスカを中心とした植物(メディスンプラント)を扱う専門のシャーマンで、アヤワスケーロと呼ばれています。お祖父さんもお孫さんもアマゾンでアヤワスケーロという生粋のシャーマン家系。代々、地元のアマゾンの森に暮らす村人(原住民族)たちのお医者さんであり、カウンセラーであり、病院であり、相談所であり、村の暮らしの大切な役割を担ってきました。今も赤ちゃん子供たちは無償で治しているといいます。彼自身は質素な家に住み、ごはんはお米と川魚。小さな体の無口で地味なおじちゃんで、セレモニーだからと言ってムダに気合が入ったり、伝統装束に身を包むでもなく、サッカーTシャツを着て新聞を小脇に挟んでいる男性でした。



28日間をともに過ごし、私たちは彼からセレモニーを受けるだけでなく、自分が使うプラントを一緒に用意し、丁寧に煎じながらアヤワスカの調合や歴史、彼のアマゾンでの暮らしぶり、家族のこと、そして聖なるスピリットメディスンへの偉大な愛と仕事に対する情熱を教えてもらいました。



私がペルーに行く前、「脳を焼かれる」、「やめといた方がいい」という友人のアドバイスがたくさんありました。オーストラリア国内だけの話ですが、私の目からみると、正直シャーマンというものは正統性を失っていると感じています。オーストラリアにいるオーストラリアのシャーマンからアヤワスカを受けるんだって叫んでいる人がいたら、私もやめといた方がいいかもって、思わず助言してしまうと思います。

これまでの癒しの道で、私もシャーマンと呼ばれる人に多く会ってきました。実生活だけでなく、夢、ビジョン、意識の中で。遠いしなんだかアタマでは行きたくないと思っていたペルーへと飛ぶことを決めたのは、私の心でした。シャーマンから来ることを検討したらいいよと言われてから、夢にアヤワスカの女神が現れ始めたのです。アヤワスカは、女神なんだ?なんで呼んでるのだろう?ちょっと無視できないビジョンでした。彼女が呼んでいる...?電話を受けるのも確実なコーリングですが、夢から呼ばれたことも、私には確かなコーリングとして受け止められ、腑に落ちる確信へとつながっていきました。

それからは、友達に上記のようなコメントをもらっても、私の癒しにとって正しい選択であるということを相手が理解できる言葉で明確に説明し、そしてシャーマニズムのことも(ニューメキシコで学んだ時以上に)いつの間にかうまく説明できるようになっていました。


天上界の手助けもあり、28日という長い期間を二人のシャーマンとともに過ごすことになりましたが、
私のペルーでの体験談をお話する前に、彼から直接聞いた話を中心にアヤワスカにまつわるお話をさせていただくことにいたします...


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つづきの記事は、こちらからどうぞ ↓ ↓



アヤワスカをする前に、知っておきたい基本のキ、
⇒ 【アヤワスカの神体験を無駄にしない基礎知識】



アヤワスカをする前に、知っておくとよかろう儀式準備、対策と流れは、

⇒ 【知っておくと!アヤワスカの準備とその流れ】



アヤワスケーロが伝える真実を知りたい方は、
⇒ 【密着28日間!アヤワスケーロが明かすアヤワスカの真実】



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